ＡＫＢ握手会　5日再開　再発防止へ警備体制強化

　刃物で切り付けられけがをした入山杏奈が３０日、東京・秋葉原のＡＫＢ４８劇場で、事件後初めてファンの前に元気な姿を見せた。

　入山は公演前、右手にギプスをつけ登場。総監督の高橋みなみ（２３）ら他のメンバーに見守られながら「みなさん本当にご心配をおかけしました。ずっと一人でおうちにいる時とかもみなさんの声が私の支えでした」とあいさつした。

　アイドルグループ、ＡＫＢ４８が７月５日に握手会を再開すると、所属レコード会社のキングレコードが３０日発表した。握手会は５月２５日に岩手県内で起きた切りつけ事件以来、延期されてきたが、警備会社の監修の下、警備体制の変更などを行い再開に踏み切る。

　握手会を実施するのは、東京・有明の東京ビッグサイトで開かれる「前しか向かねえ」劇場盤発売記念大握手会で事件発生前から予定されていたが、開催が危ぶまれていた。再発防止のため（１）開場時間を３０分早め手荷物検査や金属探知機による検査を実施（２）持ち込める荷物は３辺（縦・横・高さ）の合計９０センチ以内で１人１個まで（３）握手をする時は荷物を持つことはできない（４）飲み物はスタッフの前で試飲（５）オフィシャルグッズの販売中止−などを行う。

　事件でけがをした川栄李奈（１９）と入山杏奈（１８）が参加するかどうかは未定。