そんな信じられないことがおこりました



最近まで進撃の巨人を手伝ってもらっていた
「やまもとありさ」さんの連載が決まったのは数ヶ月前

その知らせを電話で受けた時、やまもとさんは進撃の原稿作業中でした
それは上京して数年間、何度も挑戦し続けた連載を初めて手にした瞬間で
その合否を聞くまでみんな緊張してましたが
やまもとさんが小さい声で「...連載決まりました」と告げた瞬間
〆切数時間前の職場が華やいだのを覚えてます

こらえるように涙声でトーンを削る姿は、人の人生の大事な瞬間を目撃したようで
何だかこみ上げてくるものがありました


それが突如、原稿五話と何話かのネームが出来上がった状態の
連載開始二日前に、有害図書指定に当たる可能性があるとのことで
急遽連載取り消しの判断が下されたそうです

詳しくは↓やまもとさん本人のブログにて
連載取り消しのお知らせ

少なくとも掲載される漫画の内容は、数ヶ月前の連載会議で通されたもので
作者としては、この表現が世に出るのだと、その時に決定づけられるのです

後は、いかにしてその表現を突き詰められるかに時間と労力を費やすのみで
その間、数ヶ月収入のない状態で作品作りに賭けます

当然、掲載されれば実力が問われる勝負が始まるわけですが
まさか、その勝負の二日前に全てがナシになるとは...


タダじゃ済まされることじゃありませんが
タダで起きるべきでもないと思います


人一人の人生に、多大な影響を及ぼす判断が下された漫画が
一体どれほど有害で、青少年の人格形成に悪影響を与えるのか

人一人の人生に確実に影響するとわかった上で下された判断が
一体どれほどの健全な青少年を救ったのか

知りたいと思いませんか?

僕はそんな、自分の人格をも変えられてしまうほど強烈な作品に
会いたくて漫画読んだり映画観たりしてます
ぶっ飛ばされるような体験ができる作品を常に探しています

読みたいと、求めることが自由なら
青少年ではない僕はやまもとさんのその漫画が読みたいです!


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

以下、くだらない話をします

そりゃあ社会には、まだ判断能力のない子供を大人が育て
ある程度管理する責任があると思います

しかしチンコにモザイクが貼られないことによって
青少年の人格形成にどんな悪影響をもたらすのか
チンコを見た青少年がどんなことになってしまうのか

恥ずかしながら僕は、チンコを描くことによって生じる具体的な悪影響を知らずに
「チンコを描いてはいけない」というなんとなく聞いたことがある理由で
チンコが描かれない漫画を描いています。