デジタルを使ってのライフログは様々な方法が提案されています。
i手帳でのライフログはアナログでのライフログに近いと思います。
i手帳を使う上で、奥野宣之氏の「人生は1冊のノートには一冊のノートにまとめなさい」に大いに影響を受けました。
人生は1冊のノートにまとめなさい―体験を自分化する「100円ノート」ライフログ
- 作者: 奥野宣之
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2010/11/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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奥野氏は1冊のノートに行動、観察を時系列で書き綴っていくライフログを提唱しています。
一日の終わりにまとめて書くのではなく、朝起きてから夜寝るまで、その都度書いていく。行動だけでなく、その時の感情も間にはさめていく「ネギマ式」が記憶を喚起する。
文字だけではなく、ポラロイド写真やもらったパンフレット、切符など記憶を喚起する「物」も一緒に貼り付けていく。
そのような記録を綴ることによって行動が改善され、記録を読み返すことによって、より濃密な人生を送ることが出来る。
という、主旨のことが書いてありました。
しかし、大学ノートやモレスキンなどでやろうとすると、いつもライフログノートを携帯して、字を書くというのが結構、大変なことだと思われます。前にも似たことをしたことがありますが、長続きせず、どこに書いたかわからなくなる。
また、記憶を喚起する「物」を貼るということは、なかなか大変で長続きしそうにありません。物を貼ると、かさばってしまい、字を書きにくくなるのは明らかです。
「人生は1冊のノートにまとめなさい」は次のような利点があるi手帳でこそ実現できると思います。
- いつも携帯するiPhoneで記録するので荷物が増えない。いくら記録が増えても、重くならない。
- 優れた手書き入力機能があるので、すぐに入力することができる。
- カメラを使うことによって、記憶を喚起する物を、瞬時に簡単に取り込むことが出来る。もちろん、見た物をどんどん取り込むことが出来る。
- あらかじめスケジュールされたイベントはそのままにするだけで、ライフログとなる。To Do項目をチェックするだけでライフログとなる。
- Dropboxを使ってデータをバックアップしたり、pdf化して保存することにより、貴重な記録の遺失を防ぐことができる。
五藤隆介さんが提唱されているように、様々な入力方法を持つEvernoteでライフログを取ることは実践されている方も多いのではないかと思います。
たった一度の人生を記録しなさい 自分を整理・再発見するライフログ入門
- 作者: 五藤隆介
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2011/09/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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i手帳はEvernoteが不得手とするカレンダー機能を中心とするアプリで、また、ほぼ日手帳のように、一日を一枚にまとめて俯瞰することができるアナログの良さも持っています。
メールを通じてi手帳のシートをpdfとしてEvernoteに送ることができますので、「1冊の」という部分はEvernoteにする使い方もできると思います。
「人生は1冊のノートには一冊のノートにまとめなさい」では、過去の記録を読み返すことの重要さが強調されていました。
i手帳では過去の全ての記録を持ち運べるという利点があるものの、読み返し易さという点ではアナログに劣ります。その解説策は後で記事にしたいと思います。
以前の記事:
i手帳〜紙の手帳感覚でスケジュール、タスク管理、ライフログ三位一体のアプリ - namjun's blog