東京・永田町の首相官邸周辺では２７日、集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈変更に反対する市民団体の集会が相次ぎ開かれた。ぐずついた空の下、参加者は「国会議員は憲法守れ」「解釈改憲、絶対反対」と声を張り上げた。

　官邸に近い衆院第２議員会館前で同日夜に開かれた集会には、市民約５０人が参加。東京都品川区のボランティアスタッフ、徳根和幸さん（５０）は「最初から行使容認に向けた予定ありきで与党の議論が進んでいる。来週以降も街中に出て、行使容認に反対する人を増やしていきたい」と語った。【野島康祐】