パリ=青田秀樹
2014年7月1日18時54分
フランス司法当局は1日、2007年の大統領選での不正資金疑惑をめぐる捜査をゆがめた疑いでサルコジ前大統領の身柄を拘束し、事情聴取を始めた。大統領経験者の身柄拘束は、現在の政治体制である1958年からの「第5共和制」で初めて。サルコジ氏の政治力や仏政界に影響を及ぼすのは確実だ。
サルコジ氏は、大統領に当選した07年の選挙キャンペーンで、リビアから巨額の不正資金を得た疑惑にかかわったとされ、事情聴取を受けた。その捜査の過程から、別の不正資金疑惑に際して、大統領経験者としての人脈や影響力を使って情報を得たり、当局の手が及ばぬよう画策したりした疑いが持ち上がった。
旧知の弁護士も身柄を拘束されているうえ、司法当局は、サルコジ氏が弁護士らとやりとりした携帯電話の記録や、日々の行動を記した手帳なども入手している。当局は、最大で48時間かけて今後の対応を決めるが、サルコジ氏が起訴される可能性もある。
おすすめコンテンツ
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞国際報道部
PR比べてお得!