長崎県のニュース
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基地の街・佐世保でも抗議行動
政府が7月1日夕方にも臨時閣議を開き、従来の憲法解釈を変更して集団的自衛権の行使を容認する閣議決定を行おうとしていることに対して、自衛隊とアメリカ海軍の基地がある佐世保市では、一部の市民グループが「戦場に自衛隊を送るな」などと街頭で抗議行動を行いました。
抗議行動を行ったのは、佐世保市平和委員会などの市民グループで、メンバー30人が繁華街にある四ヶ町商店街に出向きました。
そして、「戦争をしないと誓った憲法9条を壊すな」と書いたのぼりを掲げながら、「戦場に自衛隊を送るな」などとスピーカーで連呼し、政府が従来の憲法解釈を変更して進めようとしている集団的自衛権の行使容認に反対するチラシ500枚を配りました。
また、このグループでは衆参両院の議長に反対の請願をするために送る文書への署名活動も行い、署名した60代の主婦は「憲法9条は国民の宝です。戦後、戦争にかかわらなくて済んだのは9条のおかげです。集団的自衛権の容認は絶対反対です」と話していました。
街頭での抗議行動を行った佐世保市平和委員会の篠崎義彦さんは、「戦争を体験していない若い世代に戦争の怖さを年配の者が伝えていかないといけない。国民の世論を盛り上げる中で、今後、集団的自衛権の行使に歯止めをかける運動を展開していきたい」と話していました。
07月01日 18時59分