ライフ【異論暴論】トホホ…これぞ謝罪外交 堕ちた河野談話、消え失せた正当性 2014.7.1 15:30

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【異論暴論】
トホホ…これぞ謝罪外交 堕ちた河野談話、消え失せた正当性 

2014.7.1 15:30

 ■正論8月号

 日本は謝らなければならなかったのか。平成5年に当時の河野洋平官房長官が慰安婦問題の強制性を認めた「河野談話」の経緯を検証した政府報告書を改めて全文掲載した。史実の検証もしていないのに、初めから韓国への謝罪を前提に突き進んだ日本政府のおかしさは、もう誰が読んでもはっきり分かる。東京基督教大学の西岡力教授の解説で、今後明らかにすべき問題も見えてくる。

 報告書では、河野談話の1年前、当時の宮沢喜一首相の下で加藤紘一官房長官が談話を出す段階で、すでに、おかしな路線をひた走っていたことが分かる。河野氏だけではなく、宮沢氏、加藤氏、そして多くの官僚が、韓国の意に沿うよう、日本の名誉を傷つける虚構の歴史を作り上げていた。その事実を白日の下に晒(さら)した意義は大きいが、一方で、読めば読むほど分からない点も出る。西岡氏の「こんな浅薄な検証では内外の反日勢力のウソによって汚された先人の名誉は回復されない」という指摘もまた説得力があるといわなければならない。(菅原慎太郎)

                  

 発行:産経新聞社。定価780円。定期購読(年間8880円、送料無料)は富士山マガジンサービスまで。

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