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 ウクライナのポロシェンコ大統領は1日未明、テレビ演説し、同国東部の親ロシア派武装勢力に対する停戦を中止し、攻撃を再開すると発表した。親ロシア派が攻撃をやめず、政府軍に被害が広がっていることが理由。停戦延長を求めていたロシアが反発するのは必至で、同大統領が掲げる和平計画の後退は避けられない。

 ポロシェンコ氏は、国民向け演説で「我々は攻撃し、我々の土地を解放する。停戦の中止は住民を愚弄(ぐろう)するテロリストへの我々の答えだ」と述べた。

 ポロシェンコ氏は6月20日、親ロシア派が武装解除すれば刑事責任に問わないなどの和平計画を発表。一方的に停戦を宣言し、親ロシア派に対して、30日午後10時までに同計画を受け入れるよう迫っていた。

 しかし、停戦中もヘリが撃墜され、検問所への銃撃も相次ぎ、軍側の死者が計27人に上った。国内では「停戦は武装勢力に軍備増強の機会を与えるだけ」との批判が高まっていた。