「政策カフェ」に藤原和博 元和田中校長・武雄市特別顧問が登場
「教育界のさだまさし、藤原和博です」
「NPO法人 万年野党」が行っている「政策カフェ(水無月)」は、藤原和博氏のいつも通りの和やかなあいさつで、始まった。
「政策カフェ」は、政策通の政治家、政策に関わる専門家(研究者・ジャーナリスト・官僚等)、政策に関心を持つ経営者やビジネスマン等が、党派や立場を超えて、ドリンク片手に料理をつつきながら、政策談義・意見交換をする場をとのコンセプトで、月1回、平日夜に丸の内、虎ノ門近辺にて、出入り自由で行っている。
6月19日に開催された「政策カフェ(水無月)」からは、ゲストによるトークセッションを始めた。
その第1回のトークセッションのゲストが、杉並区立和田中で民間人校長を務めた藤原和博氏である。
今回は、この日のタイトル、『今、この国の教育の最大の問題は何か? ~道徳でも英語でも日教組でも教育委員会でもない、もっと破壊的な真の問題について語ろう』で何が語られたのかを紹介していこう。
この国の教育の本質的な問題は何か?
藤原氏は、「究極に一番大事な問題を短時間で話したい」と、結論から切り出した。それは「教育現場が教員の高齢化などで疲弊している」ことだという。
「政府がこれから行う教育再生実行会議には、教育委員会の制度改革、道徳をもっと充実させる、英語を下に降ろせ、土曜の授業復活など様々な事が含まれています。ですが、基本的にはことごとく上手く行かないと思います。
理由は、現場が疲弊しているため余計な事をやるパワーがないから。現場で起こっている最大の問題は、この疲弊の問題であり、これを解決しないと何をやっても、ほぼ下に降りないことになるでしょう」
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