STAP細胞に関する問題に対する理研の対応について
理化学研究所は今後のSTAP細胞に関する問題への対応を次のとおり行うこととしましたので、お知らせいたします。
1.「STAP現象の検証計画」への小保方晴子研究ユニットリーダーの参画について
STAP現象の検証実験を行うことについては、様々な見解がありますが、科学的事実を明らかにするために、小保方研究ユニットリーダーを相澤慎一実験総括責任者及び丹羽仁史研究実施責任者の指揮監督のもと、実験に参画させることとします。期間は、平成26年7月1日から平成26年11月30日までを予定しています。
なお、小保方研究ユニットリーダーの準備が整い次第、同氏による検証実験を行うことになりますが、その際には、研究所が指名した者が立ち会う、映像を記録する等を含め、透明性を確保した方法で行います。
2.科学的な疑義に対する調査の開始について
研究論文の疑義に関する調査報告書(平成26年3月31日)以降に指摘があった科学的な疑義を踏まえ、「科学研究上の不正行為の防止等に関する規程(平成24年9月13日規程第61号)に基づく予備調査を本日開始しました。
なお、予備調査の開始に伴い、研究論文の疑義に関する調査報告書(平成26年3月31日)等で認定された研究不正に基づき進められてきた懲戒委員会における審査を一旦停止します。
なお、今後も理研としての取り組みについては、随時、公表して参ります。