平畑玄洋
2014年7月1日03時00分
音楽演奏が可能なホールのある県立図書館(和歌山市西高松1丁目)が、開館以来約20年の歴史で初めて「音楽監督」の職を設けた。監督に就任したのは、和歌山市出身のバイオリニストで東京芸術大副学長の澤和樹さん(59)。一層のホールの活用を期待されていて、澤さんは「図書館ならではの演奏会を企画したい」と意気込んでいる。
県立図書館は1993年、芸術文化の発信拠点としての役割を担うため、2階に「メディア・アート・ホール」(最大300席)を備えた複合施設として開館。昨年1月には、夕方までだったホールの利用時間を午後9時までに延長するなど、演奏会を開きやすくする工夫を重ねてきた。
澤さんは昨年9月、同ホールで開かれた日韓親善コンサートへの出演を機に、音響改善に向けた助言をしてきた。今後は音楽監督として本格的に図書館の主催行事にかかわり、演奏会の企画や構成に当たる。
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