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マイナス金利のユーロ圏 物価低迷続く
6月30日 21時15分

単一通貨ユーロを導入しているユーロ圏の今月の消費者物価指数の速報値は、去年の同じ月と比べて0.5%の上昇とおよそ4年半ぶりの低い水準にとどまり、ヨーロッパ中央銀行が、「マイナス金利」と呼ばれる異例の政策に踏み切って以降も、物価の低迷が続いていることが浮き彫りになりました。

EU=ヨーロッパ連合の統計局が、30日に発表したユーロ圏の今月の消費者物価指数の速報値は、去年の同じ月と比べて0.5%の上昇となりました。
これは、およそ4年半ぶりの低い水準となったことし3月や先月と同じ水準で、食料品の価格が下落したことなどが主な要因となっています。
ユーロ圏では、デフレに陥るのではないかという懸念が続いていて、ヨーロッパ中央銀行は先月、景気を下支えするため主要な中央銀行として初めて、金融機関から資金を預かる際の金利をマイナスにし、実質的に手数料を取るいわゆる「マイナス金利」を導入するなど、異例の金融緩和に踏み切りました。しかし、その後もユーロ圏で、物価の低迷が続いていることが浮き彫りになり、ヨーロッパ中央銀行は、ユーロ圏がデフレに陥るのをどう防ぐのか、難しい政策のかじ取りを迫られています。

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