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電力

アンモニアから水素を生成して燃料とする技術が開発される 6

ストーリー by hylom
普及する技術はどれだろう 部門より
eggy 曰く、

イギリス・Science and Technology Facilities Councilの研究チームが、アンモニアを燃料として自動車を駆動させる技術を開発したそうだ(PHYSSlashdot)。

今回開発された手法では、アンモニアを分解して水素を生成し、それを燃料として自動車を駆動させるというもの。通常、アンモニア分解には触媒として高価な希少金属が用いられるのだが、今回の研究では、2つの化学的プロセスを同時に行うことで、費用をかけずにアンモニアを水素と窒素に分解できることが分かったとのこと。アンモニアはプラスチック製のタンクで低圧貯蔵することができ、必要に応じて都度、燃料となる水素を取り出せるという。

水素は代替燃料の最有力候補であると言われてきたが、貯蔵の際の安全性や効率性の面で問題がある。また、水素製造装置の運搬には多額の費用がかかるという難点もある。アンモニアから燃料となる水素を取り出す方法では、こうした問題をクリアできるという。

  • by adeu (2937) on 2014年06月30日 15時04分 (#2630142)
    家畜や人の尿から燃料が生まれるかもってこと?
    • by Anonymous Coward

      キン肉マンの移動方法は未来技術を表していたのか・・・・

  • 気絶してる人が飛び起きるような臭いなんですが.....

    ウィキペディア先生によると、劇物指定で、燃える気化すると爆発するって書いてありますね^^;

    水素より安全だけど、ガソリンより危険な気がします......
    --

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    惑星ケイロンまであと何マイル?
    • by Anonymous Coward

      低圧貯蔵できるからといって、燃料タンクを劣化させる必要はないと思うけど。
      ガソリンだって衝突の弾みで気化したらかなり危険だよ。
      漏れただけで人に害を及ぼすだけ、ガソリンよりタチ悪いし。

  • by Anonymous Coward on 2014年07月01日 6時30分 (#2630542)

    http://archive.wiredvision.co.jp/blog/yamaji/201101/201101281401.html [wiredvision.co.jp]

    自動車に関しては、ガソリンステーションがアンモニアステーションになるでしょう。そして太陽光を利用して、各家庭でアンモニアが合成される、自分が使う燃料は自分で作るということになるかもしれません。太陽光を使えれば、半永久的かつ低コストなプロセスになるはずです。燃料としてアンモニアを使えば、二酸化炭素も排出されず、クリーンな社会を実現できます。エネルギーや環境の問題も解決するのではないでしょうか。

    ガスステーションがガスステーションになるとは

  • by Anonymous Coward on 2014年07月01日 8時00分 (#2630571)

    軽水素にしても、重水素にしても、保管が難儀である。
    そこでメタノールやアンモニア分子の水素として保管する手法が考えられる訳だが、燃料としての有毒性は多分アンモニアの方がきついのだろうが、非燃焼排気ガス(燃焼排気ガスは何れもヘリウム4)の成分としては、一酸化炭素となるメタノール燃料より、窒素ガスとなるアンモニア燃料の方が安全であろう。
    何れにしても遠い未来に、誰かが悩む話だろうが。

    当然化学燃料電池用燃料としては、二酸化炭素+水(メタノール燃料 不完全反応の一酸化炭素は危険)と窒素ガス+水(アンモニア燃料 分解し切れなかったアンモニア燃料は危険)で、安全性に大差無しだろうがね。

    思いっ切りオフトピ、御免。

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