都議会:ヤジ問題 野党3会派が「議会改革を」
毎日新聞 2014年06月30日 22時08分(最終更新 06月30日 23時21分)
◇共産は他のヤジ発言者特定で議運理事会開催を申し入れ
東京都議会本会議でみんなの党会派の塩村文夏(あやか)議員(35)が女性蔑視のヤジを浴びせられた問題で、都議会の民主党▽みんなの党▽生活者ネットワーク−−の野党3会派は30日、吉野利明議長と吉原修議会運営委員長(いずれも自民)にヤジ問題を含め議会改革に取り組むよう申し入れ書を提出した。また共産は、他のヤジの発言者を特定するため議運理事会を開催するよう申し入れた。
ヤジを巡っては、鈴木章浩議員(都議会自民党を離脱)が「早く結婚した方がいいんじゃないか」と発言したことを認め、塩村氏に謝罪。他にも女性蔑視のヤジがあったとされるが、発言者は特定されていない。
一方、野党会派の議員も、議場で不規則発言をしたことを相次いで認めているが、塩村氏は問題視しない考えを示している。
民主党会派幹部によると、鈴木氏の発言の後、同党の山下太郎議員が「頑張れ」「動揺しちゃったじゃないか」、酒井大史議員も「頑張れ」と発言。また、共産党会派の大山とも子議員も「セクハラじゃないの?」と声を上げたという。
塩村氏は取材に「声援があったのはうれしかった」と語った。【竹内良和、武本光政】