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中国軍元幹部 収賄容疑で党籍剥奪処分
7月1日 4時40分

中国軍元幹部 収賄容疑で党籍剥奪処分
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中国人民解放軍で制服組のナンバー2を務めた元幹部が、職務を利用して他人を昇進させた見返りに賄賂を受け取ったなどとして、党籍を剥奪される処分となり、習近平指導部は、腐敗を摘発する強い姿勢を示すねらいがあるとみられます。

中国国営の新華社通信によりますと、中国共産党指導部は30日、政治局会議を開き、去年3月まで人民解放軍の制服組ナンバー2で、国家中央軍事委員会の副主席を務めた徐才厚氏の汚職調査について協議しました。
その結果、徐氏はみずからの職務を利用して他人を昇進させる見返りに、本人や家族が賄賂を受け取るなど重大な党の規律違反を犯したとして、党籍剥奪のうえ、軍の捜査機関に送る処分が決まりました。
徐氏は、習近平指導部が進めている腐敗の取り締まりで処分された軍人の中では最も高い地位の人物です。
30日の政治局会議では、共産党や軍の中の腐敗について極めて深刻だという認識が示されたうえで、権力や地位に関係なく厳しく取り締まっていく方針が改めて示されました。
習近平指導部としては、人民解放軍の制服組ナンバー2だった人物を処分することで、聖域を設けずに腐敗を摘発する強い姿勢を示すとともに、軍の利権構造に切り込んで管理を強めようというねらいがあるものとみられます。

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