会社員 渡部健太郎(松山市 21)
2016年度から改修する広島平和記念資料館本館から、被爆者の姿を再現したジオラマ模型の撤去が決まったという。ジオラマは原爆投下直後の悲惨な姿をそのまま再現していて、私も資料館で見学したことがある。「残酷で子どもには見せられない」という意見も寄せられていたそうだが、私はあのジオラマこそ、紛れも無く当時の実際の人々の姿だったと思う。
ジオラマはライトアップもされており、ショックを受けて本来の目的である「平和」について考える余裕をなくした子どもがいたかもしれない。しかし1945年8月6日、広島に原爆が投下されなければ、いつも通りに学び、働き、家族と共に人生を歩む大切な人たちが生きていたのだ。