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最終更新:2014年6月30日(月) 22時3分

韓国外相、制裁解除をけん制 「日米韓の協力に影響」と懸念

 韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相は、拉致被害者らの再調査の態勢が適切と判断された場合に、日本政府が踏み切る方針の北朝鮮への独自制裁の解除が、「核問題をめぐる日米韓3か国の協力関係に影響を及ぼしうる」と懸念を示しました。

 「どのように制裁が解除されるかによって日米韓の共助に相当な影響を及ぼし得る」(韓国 尹炳世外相)韓国の尹炳世外相は30日、国会の外交統一委員会でこのように発言。北朝鮮に対する制裁解除への懸念を示し、「米韓両国が日本政府の対応を憂慮しながら見守っている」と日朝の接近をけん制しました。

 さらに、協議の状況に関し、「日本から誠意ある説明は受けられていない」と批判したほか、4月から続いてきたものの、いわゆる河野談話の検証の影響で先送りになっている日韓外務省の局長級協議の展望については、「順調ではない」と述べました。(30日20:44)

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