新宿駅で安倍政権批判演説後に焼身自殺図り重傷
2014年6月30日6時0分 スポーツ報知
29日午後2時10分ごろ、東京都新宿区のJR新宿駅南口の横断橋上で60代の日本人とみられる男性が焼身自殺を図り、顔などをやけどする重傷を負った。病院に搬送されたが意識はあるという。
警視庁新宿署によると、午後1時5分ごろ、近くの警備員から「横断橋の鉄枠に50~60代の背広姿の男性が乗っている」と110番があった。男性は午後1時すぎから約1時間、小型のハンドマイクを使って安倍政権の批判や集団的自衛権行使に反対する演説をしていた。
警察官や消防隊員らが駆け付け、降りるよう説得したり、落下に備えてマットを敷いたりしたが、男性は安倍政権への抗議演説を続けた。
その後、ガソリンとみられる液体が入ったペットボトル2本を取り出すと、液体を体にかけ、ライターで火を付けた。火はすぐに消し止められ、男性以外にけが人はなかった。
現場は日曜日の昼時で買い物客が多く、周囲は一時騒然となった。