ベビーシッターの男、男児殺害容疑で再逮捕へ
2014年6月30日18時9分 スポーツ報知
埼玉県富士見市のマンション一室で3月、横浜市の男児=当時(2)=の遺体が見つかった事件で、神奈川県警は30日、男児を殺害したとして殺人容疑で、ベビーシッター物袋(もって)勇治容疑者(26)=保護責任者遺棄致傷などの罪で起訴=の逮捕状を取った。7月1日にも再逮捕する方針。
捜査関係者によると、物袋容疑者は自宅兼保育室としていたマンションの一室で預かった男児の口と鼻をふさいで窒息させ、殺害した疑いが持たれている。
物袋容疑者は3月14~16日の予定で、男児と事件時9カ月だった弟を預かり、県警に「16日昼に薬を飲んで寝て、目覚めると亡くなっていた」と説明した。しかし男児の口と鼻の周りに変色があり、県警は物袋容疑者が関与したと判断した。
インターネットを通じて兄弟を預けた母親(22)が3月16日「シッターと連絡が取れない」と届け、県警は同17日に室内で男児の遺体を発見した。同18日に死体遺棄容疑で逮捕、弟への保護責任者遺棄致傷の疑いで再逮捕した。児童買春・ポルノ禁止法違反容疑でも3回、再逮捕していた。
横浜地検は死体遺棄容疑については処分保留としている。