集団的自衛権 公明が執行部に対応一任6月30日 17時39分
公明党は外交・安全保障に関する合同調査会を開き、政府が示した憲法解釈を変更し集団的自衛権の行使を容認する閣議決定案について、対応を執行部に一任することを決めました。これを受けて、公明党執行部は1日朝の自民党との与党協議で合意し、党内の了承手続きを進める方針です。
公明党は、1日に集団的自衛権などを巡る11回目の与党協議が開かれるのを前に、30日、国会内で外交・安全保障に関する合同調査会を開き、およそ3時間にわたって議論を行いました。
この中では、政府側が集団的自衛権の行使は憲法上許されないとしてきたこれまでの憲法解釈を変更し集団的自衛権の行使を容認する閣議決定の最終案を示しました。
これに対し、出席者からは「長年の憲法解釈をいったん変更すれば、後戻りできなくなる」といった批判や「国民の理解が十分進んでいない」として、慎重な対応を求める意見が出る一方で、「もう決めるべきときに来ている」という指摘も出されました。
会合の最後に山口代表が「与党協議では、他国のためだけでなく、日本国民の生命、自由、権利を守るための限定的な行使容認であり、閣議決定案以上のことは憲法改正でなければできないことを確認するなどの歯止めを勝ち取った」と述べ、理解を求めました。
続いて、井上幹事長が「あすの与党協議の対応を一任してほしい」と述べたのに対し、異論は出ず、対応を執行部に一任することを決めました。
これを受けて、公明党執行部は、1日朝の自民党との与党協議で合意し、政府が1日中に行いたいとしている閣議決定に向け、党内の了承手続きを進める方針です。
「国民への説明責任果たす」
公明党の北側副代表は記者団に対し「国民の理解はまだ十分得られていないかもしれないが、あす与党で合意したならば、国民に対する説明責任は果たさなければならないし、来月に予定されている予算委員会で、安倍総理大臣や内閣法制局長官を含めて、しっかり論議していきたい」と述べました。
そのうえで、北側氏は「与党合意はあくまでスタートラインであり、法律をどう作っていくかはこれからだ。1本1本の法案の策定作業に相当な時間がかかり、秋の臨時国会ですべて提出されるとも思えないので、与党内や国会で論議し、国民の理解が得られるように努めていく」と述べました。
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