密航船から約30人の遺体、イタリア当局が発見
2014年06月30日 14:17 発信地:ローマ/イタリア
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×イタリアのランペドゥーザ(Lampedusa)島からシチリア(Sicily)島周辺を巡回する沿岸警備隊艇(2013年10月5日撮影、資料写真)。(c)AFP/ALBERTO PIZZOLI
【6月30日 AFP】イタリア・シチリア(Sicily)島と北アフリカの間で当局が停止させた密航船から、約30人の遺体が発見された。伊メディアが30日、同国海軍と沿岸警備隊の情報として報じた。
当局の救助隊が乗り込んだ際、漁船には妊婦2人を含む約590人の難民が乗っていた。亡くなった人の死因は窒息とみられる。
これまでにも伊当局が、過密状態の船の中から難民の遺体を発見することはあったが、これだけ多くの遺体が一度に発見されたのは初めて。
伊当局は先週末だけで、1600人を超える難民を救助。今年になってから救助された難民の数は、計6万人を超えている。(c)AFP