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長崎の被爆者団体 武力行使容認に反対
6月27日 20時39分

憲法解釈を変更して集団的自衛権の行使を容認する閣議決定が来月1日行われる見通しとなるなか、被爆地、長崎の5つの被爆者団体が長崎市役所で記者会見を開き「69年前のあの地獄を繰り返してはならない」として行使容認に反対する声明文を出しました。

声明文を出したのは、長崎の5つの被爆者団体です。
声明文の中で、5つの団体は「69年前の長崎は地獄でした。私たち被爆者は、三たびあの惨禍を繰り返してはならないと『核兵器も戦争もない世界を』と国内外に訴えてきました」としたうえで、「個別的自衛権の行使を逸脱し他国の戦争に参加することは絶対に許せません」としています。
会見で、長崎原爆被災者協議会の山田拓民事務局長は「集団的自衛権の発想自体が理解できない。内閣の意思で憲法をゆがめるやり方には到底納得できない」と批判しました。
また、長崎県被爆者手帳友の会の井原東洋一会長は「すべての国民が関わることをいとも簡単に強行して決定するのは許し難い。核兵器の禁止に向けた国際的な潮流にも反している」と述べました。
5つの団体は声明文を安倍総理大臣や与党などにファックスで送りました。

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