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【岐阜】人工衛星模型「缶サット」甲子園向け講習会
空き缶サイズの小型人工衛星の模型「缶サット」の性能を競い合う大会を前に、県内の工業高校などの生徒たち三十人が二十九日、岐阜市吉野町の岐阜大サテライトキャンパスで、審査に必要とされる性能の発表方法について学んだ。 岐阜大工学部の佐々木実教授(57)が講師を務めた。はじめに、同教授の研究室に所属する大学院生と大学生が、昨年フランスで開かれた「小型実験ロケット競技会」に参加した際、製作したロケットの性能などを報告した。 佐々木教授は、その報告を題材に、説明不足の点などを指摘。高校生たちに「自分たちが前提にしていることを聴衆が知っているとは限らない。聴く側の立場になって、分かりやすく伝える必要がある」と助言した。 缶サットは、人工衛星に必要なコンピューター制御やデータ通信を実験する模型。 七月十二日に各務原市内で開かれる「缶サット甲子園岐阜大会」には、県内から八校が参加する。模型を五十メートル上空から落下させ、着地までの数秒間で、模型に付けた太陽光パネルによる発電や、温度、速度などの観測を行って性能を競う。 (小川慎一) PR情報
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