痛恨の決勝PK献上のメキシコDFマルケス「ロッベン自身がPKじゃないと言っていた」

ISM

 2014年W杯は現地時間29日に決勝トーナメント1回戦が行なわれ、オランダはメキシコに2対1の逆転勝ちを収め、準々決勝進出を決めた。この試合では、FWアルイェン・ロッベンが後半ロスタイムに決勝点となるPKを獲得したが、これがダイブだったのではないかとの論争が持ち上がっている。

 後半立ち上がりに先制を許したオランダは、終盤の88分にMFヴェスレイ・スナイデルのゴールで同点に追い付くと、ロスタイムにはロッベンがエリア内でDFラファエル・マルケスに倒されてPKを獲得。これをFWクラース・ヤン・フンテラールが沈め、終盤の2得点で劇的な逆転勝利を収めた。

 メキシコのミゲル・エレ―ラ監督は「審判が笛を吹いて、存在しないPKを与えたことによって我々は負けたんだ」「ロッベンはこの試合中に3度のダイブを行なった。主審は彼にカードを出すべきだった」と、不満をあらわにした。

 一方のロッベンは「もしあれがPKでなかったとしたら、一体何なのか僕にはわからない」と、たしかに自分は倒されたと主張。ただし同選手はオランダTV『NOS』に対し「前半には、告白して、弁解させてもらわなければならないことがあった。僕はダイブした。するべきじゃなかったね。愚かな行動だったよ」と、前半にはPKを獲得するためにダイブしたと告白している。

 しかし、PKを献上したマルケスは報道陣に対し、「試合後に彼(ロッベン)と話をしたら、あれはPKじゃなかったと言っていた」と、後半ロスタイムのPKについても、ロッベンはダイブを認めていたと明かしている。なお、ロッベンはこのことについてはコメントしていない。(STATS-AP)

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