三日坊主を褒めろ!今年こそランニングを習慣にしたいあなたに送る8つのアドバイス
僭越ながら、僕もちょっとずつ「走るiPhoneブロガー」として認知されてきたようで、最近オフやセミナーなどでお会いした方から次のような質問を受けることが増えてきた。
「私も走りたいとは思っているのですが、とても立花さんみたいには走れません。どうすれば走れるようになりますか?」
「400日近く一日も休まず走る秘訣を教えてください!」
「どうやったらそんなに意志が強くなるんですか?」
僕はちっとも意志は強くありませんし怠け者です。しかも小学生から中学生にかけては体育はいつも落第点ばかりで徒競走も長距離走もずっとビリばかりでした。
ランニングも5年前くらいからようやく軌道に乗ってきましたが、その前はしばらく続けて走っても何ヶ月も走れなかったりと、なかなか習慣化できずにいました。
そんな僕が、ちょっとしたきっかけから走ることが習慣になり、それがどんどん楽しくなり、ついにはハーフマラソンを1時間台で完走でき、25kgものダイエットに成功してしまいました。
デブで怠け者でどうしようもなかった僕でさえ走れるようになったのですから、皆さんもコツをつかめば絶対できるようになると僕は信じています。
なので新年ということでキリも良いので、今年こそランニングを習慣にしてダイエットしたい、健康になりたい、と願い人に向けたメッセージを書いてみます。
万人に有効な手段はないものです。僕の書くことが必ずしもあなたの性格や体質に合うかどうかは分かりません。もし部分的にでも参考になれば、とても嬉しいです。
難しく考えずスタートしよう
何か新しいことを始める時には、ビジョンを持って達成目標を考えてなどと面倒くさそうですが、ランニングに関してはそんなことを考える必要はまったくありません。
何故かって?だって、最近ランニングをしたことがない人は、自分がどれぐらい走れるかなんて分からないじゃないですか。そもそも始めてみないと分からないのですから、くよくよ考えても無駄。まずはシューズを履いて飛び出してしまいましょう!
ここで一つ重要なアドバイスがあります。
最初に大切なのは、「どれだけゆっくり走るか」です。とにかくゆっくり走ってください。できれば左右のシューズが触れ合うぐらいの歩幅で。
それぐらいだと、早足のペースだと思いますよね?
そうなのです。まさにその、早足ぐらいのゆっくりしたペースで走ることが何よりも大事なのです。
昔小学校や中学校での長距離走を思い出してみてください。あの頃は授業で、先生に言われて、同級生と競争させられて、無理矢理走っていませんでしたか?
だからこそ、もっと早く走れと先生に叱られたり、同級生の皆より遅くて恥ずかしかったりいじめられたりバカにされたりで、だから走るのが苦しかったのではないでしょうか?
でも、良く考えてください。
今、あなたは誰のために走るのでしょうか?誰と一緒に走るのでしょうか?
誰もあなたに「もっと速く走れ!」と命じる人はいません。誰も「お前遅いなー!」と嘲笑する同級生もいません。
あなたはあなた自身のために走るのです。
だったら、あなたが苦しくない、ケガもしない、一番楽なペースから始めましょう。
最初は500メートルで十分です。右と左の靴と靴の歩幅でゆっくりと。急ぎ足のサラリーマンに追い抜かれたっていいのです。
とにかく始めましょう。できるだけゆっくりとしたペースで。
目標は低く!最初は「シューズを履いて外に出る」くらいから
良く「目標は高く!」「志を持とう」みたいなことを言いますが、ランニングに関してはそれは逆効果です。人間辛いことはしたくないのです。ランニングはただでさえ辛い行為です。口が裂けてもランニングが最初から楽しかったなんて言えません。
最初はとにかく痩せるのに一番手っ取り早く、食事制限をしなくて良い方法というだけで選んだのですから。
なので、「毎日5km走る!」というような目標は絶対やめましょう。続かないですから。いやになりますから。
高過ぎる目標を立てる一番の弊害は、自分が立てた目標をクリアできなかった自分のことを自分で嫌いになることです。自分のことを嫌いになったらなにもできなくなってしまいます。
だからとにかく目標は低く設定してください。
僕はダイエットが軌道に乗り始めた3年前は、「毎朝ウェアに着替えてシューズを履いて外に出る」という目標を立てていました。
バカみたいでしょ?
でも、意外と大変なことなんですよ。この目標。
寒い冬の朝にもうあと10分布団の中にいたい。そういう時に、いきなり10km走れって無理じゃないですか?僕は無理でした。
なので、とにかく渋々ウェアに着替えてシューズを履いて外に出るのです。これでOK。目標達成。
二日酔いの日でも雨の日でも風邪気味の日でもとにかく着替えて外に出る。気が向けば走ればいいし、気が向かない日はそのまま部屋に戻って布団に潜り込んでもいい。それぐらい目標は低い方が最初は良いと思います。
見た目は大事!ウェアやグッズを揃えてみよう
カッコつけましょう!男も女もカッコは大事です。よれよれのトレーナーや夏場は下着のランニング姿で走ってるおっちゃんとかいますけど、今から始める皆さんには是非ウェアを最初に買いに行って欲しいと思います。
最近はランニングがブームということもあり、すごくカッコ良くて機能も充実したウェアやシューズ、グッズがたくさん売られています。
「速く走れるようになってからウェアやシューズは買うよ〜」という言葉が聞こえてきそうですが、それではなかなか習慣になりません。
ランニング初心者だからこそ、ウェアやシューズでバッチリ決めるべきです。それには以下のような効果があると思っています。
- 単純に気分が良い
ビシッと決まったウェア姿を鏡で見れば、イヤでも楽しくなります。ご近所の人達にも「あら!本格的!」と注目されて気分は悪くないです
- 先行投資することで使わないともったいないと思わせるやはり1万円以上するウェアやシューズを購入したら使いたいと思うのが人情ですよね。
- 本気モードのドレスコードになる本気でランニングをやっている多くの先輩達がいますので、そういった人々に向かって「僕はこんなに本気でランニングに取り組んでいます」とアピールできるのは、やはりきちんとしたウェアを着ている人だと思っています。道ですれ違いざまに颯爽と走るベテランランナーから手を上げて挨拶されたりすると嬉しいものですよ!
三日坊主を褒めてあげよう
三日坊主というとダメな人の典型みたいに言われますが、個人的には三日坊主は偉大だと思っています。だって思い立って3日続いたんですから。世の中のほとんどの人は一日すらできないのに、三日もできたってことは凄いことなんです。
ところが、「三日しかできなかった」とテンションが下がってしまい、もう翌日のことを考えるモチベーションがなくなってしまうのが一番の問題なんですよね。
三日坊主だって100回繰り返せば300日です!
一番の問題は、4日目に実行できなかった時に、どうやって5日目に走りに出るかを考える前に、4日目に走れなかった自分を責めてしまうメンタリティーです。
いっそのこと、3日走ったら4日目は休むという、強制三日坊主プログラムを組んでしまいましょう。そうすれば三日坊主を責めることはなくなります。
カッコ悪さをさらけ出そう。その時点で君はもうカッコいい
このブログを読んでくださっている方には、ブログやmixiやfacebookなどSNSで日記を書いている人も多いと思います。Twitterをしている人も多いでしょう。
ブログを持っている人は、今すぐ「明日から走るよ!」と書いてアップしましょう。そして翌日走れなかったら「やっぱダメだったー」と書きましょう。
多くの人が、「いつか習慣にできるようになったらブログに書こう」と考えて、ランニングを始めたばかりの段階では、ブログやツイッターには何も書かず、こっそり始めてしまうのです。
これはもったいないです!ブログやTwitterに書けば、きっと読者の人が応援してくれるでしょうし、書くことで気合が定着して行動に移しやすくもなるのです。
そして、決心した通りにできなかったことも書いてしまうことが一番大事です。
「決めたのにできなかったなんてカッコ悪い」と思うかもしれません。でも、世の中のほとんどの人は決意すらできないのです。だから、決意を表明したあなたがたとえ失敗したとしても、もう決意表明した時点であなたはカッコいいのです。
だからカッコいい部分だけを書くのではなく、走れなかった日の心の状態や前日の行動なども書き込んでしまいましょう。きっとあなたのそんな人間臭い一面を見た読者の方々は、バカにするどころか、今まで以上にあなたを応援してくれるでしょう。
眠さ、面倒臭さは「ちょっと脇に」置いてみる
誰だって朝は眠いし冬は寒いもの。疲れた日はかったるいし気が乗らない日は面倒くさい。当たり前のことです。
そんな日は休んでしまうのもアリなのですが、ちょっとしたコツで、そんな日にも積極的に取り組めるようになります。
それは、面倒だな、眠いな、寒いな、という思いを、「ちょっと脇に」置くという心構えです。
すごく寒い朝に走るとします。確かに寒いですが、ランニングに出るのですから凍死はしませんし、走り始めれば5分くらいで身体は暖まって寒くなくなります。
では何故出られないのか。
それは、「寒い」という意識を正面から受け止めすぎるからです。
そんな時は、一旦その状況を受け止めた上でちょっと脇に置くと、不思議と行動に移せることがあります。
すごく寒い朝には、「すっげー寒い。有り得ねー!!」と口に出して、または心の中で宣言してください。
で、叫んで自分にその思いを肯定させたら、「さて、じゃあ寒いのは置いておいて、走りに行くか」と独り言を言ってみてください。
一旦自分の想いを強く肯定してあげた後には、素直に行動に移せることが多いものです。
どんなに寒かろうが眠かろうが着替えて会社にはいくのですから、ランニングだってできるのです。心の中の不満を認めてあげることで、心が「ワガママ」を言う状態から脱却させてあげましょう。
iPhoneアプリやWebサービスで楽しさを演出しよう
ランニングは慣れるまでは辛いものです。成果が出て自信がつくまでは、とにかく自分に対するモチベーションをいかに上げるかがすごく大事です。
そんな時に頼りになるのがiPhoneアプリやWebサービスなど、僕らの行動を視覚化して保存し,しかも仲間と繋がれる仕組みです。
走った自分が記録される。そしてそれが友達に共有される。こんな楽しいことはありません。
上述したとおり、走ったことはどんどんブログやTwitterに書いて友達と共有してモチベーションを高めましょう。
そしてさらに、以下のような便利で楽しいグッズやガジェット、アプリがたくさんリリースされていますので、こういったツールを最大限駆使して辛いランニングを楽しい時間に変えていきましょう!
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更新: 2010/10/31
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更新: 2010/07/19
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仲間と繋がろう
Twitterやfacebook、それにmixiなどには、あなたと同じようにランニングを始めたばかりの人や、これから始めたいと願っている人がたくさんいて、あなたと同じように誰か仲間がいてくれることを願っています。
独りでは辛いランニングも、仲間と一緒に励ましあうことで、想像以上に高いモチベーションを持て、大きな成果が達成できるものです。
できれば、自分と同じぐらいのレベルの人と知り合って切磋琢磨できれば理想的です。無理に高いレベルの人についていこうとせず、初心者同士で楽しく盛り上げていくのが良いでしょう!
自分を褒めよう。自分を讃えよう!
繰り返しになりますが、ランニングは簡単に習慣になるものではないです。でもすごく困難なものでもありません。東京マラソンに10万人以上の人が申し込むぐらいです。3kmや5kmなら、ちょっと練習すれば誰でもすぐに走れるようになります。
技術的な困難さはほとんどないのがランニングの特徴ですが、精神的なハードルが高いのも事実です。
「イヤだな」「面倒だな」という心の動きをうまく逆手に取って、「こんなイヤだったのに走ったら爽快だぜ」「面倒な自分を克服した自分すげー」というメンタリティに持って行くことが、長続きのコツだと想います。
ストイックすぎると何事も続かないので、低い目標からスタートしてウェアやシュースに凝り、iPhoneアプリやWebサービスでログを取りつつTwitterやブログなどで人と繋がる。それが今時のランニング上達術なのではないかと思います!
これを読んでその気になったあなた!是非今すぐシューズを履いて10秒だけ外に出てみましょう。そして深呼吸をして戻ってきましょう。
きっと何かが心の中で変わるはず!
Comments
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「物事が長続きしない。」
3日坊主は、コンプレックスでした。
でも、こちらのブログで、
「世の中のほとんどの人は一日すらできないのに、三日もできたってことは凄いことなんです。」
こんな風に言ってもらえて、すごくうれしかったです^^
3日坊主のわたしから、
3日坊主のあなたに贈る言葉は、
「思い立ったが、吉日」
怖気づいたときに、前向きになれる言葉です。
4日目を恐れずに、
どんどんチャレンジしていきましょうね。
こんにちは。読んでくださってありがとうございます!
多少でもお役に立ったのなら嬉しいです(^-^)。
お互いどんどんチャレンジしていきましょう!
仲間とつながって三日坊主を克服するWEBサービス、
sapota(サポタ)なんてのもありますよー。