エピローグからスタート
初めてで、変な場合があります
はぁ。俺の人生何だったんだ………、って死ぬときは走馬灯が駆け抜けるって言うがなんもでねーよ。 真っ暗だよ。そんなに薄い人生だったか? 結構厚い人生だったと
思うけど……悪い意味でな。
そう考えながら三分四十八秒前から思い出す。
♦♦♦♦♦♦♦
「お待たせしました。先輩。」
後ろから声がした。振りむかなくても分かる。西村だ。どーせ大きくてを振りながら爽やかな笑顔で来てるんだろう。いつもそうだし。
ま、振り向かなきゃ相手に失礼だから振り向くが。
俺に相談する必要もないことを(え~と、恋のこととか?おれ彼女すらできてないのにな。)相談してくるが、それは嫌味じゃないのは重々承知だ。
そうゆうヤツじゃないしな……今回はなんだっけか、え~と……
「私たちの結婚についての相談にのってくださってありがとうございます。名前は田中 可屶さん………ですよね? 」
あ、そうだった! てか気づかなかったけど結婚相手は西町(名前ね)だったんだ。そういや「西村に西町じゃ、田舎と都市のカップルか! 」とかいって茶化してたな。酒飲んで忘れてた。
てかなんで町なのに都市なんて思ったんだか。ま、そんなのどうでもいいんだけど
「おう! どんとこい! ま、立ち話はめんどくさいし、そこのファミレスで話さない? 」
どんとこい! っていってもいい結論出せるかわからないけど、と俺がそう思ったとき、
「「「きゃー」」」
悲鳴、混乱、恐怖、
何だ? なにがおきてるんだ? あれ、これ歓声もまじってない?いや、気のせいか。
「死にたくないならどけ! 殺すぞ! 」
その声に振り向いたら、ナイフと鞄をもった、グラサンにニット帽のいかにも悪人ですっていう人がナイフをもっていた。その刃の先には西村がいた
ん? ナイフ……? 刃の先には西村………
「にぃしぃむぅらぁぁーーーーー」
考えるより先に動いた。てか、自分で操作できない脳の部分がかってに反応したってのが正しいのかな?ま、後から考えればそのほうがよかったんだろうけど。
西村にタックルした俺にナイフが刺さった
「う、う、……、てめぇがワリーんだー!」
叫びながら逃げる男をしばらく眺め、西村と西町の無事を確認する
よかった。怪我もなさそうだ。だが、精神的にやばそうだ。
西村は声にならない叫び声をあげてるし、西町は突然すぎて倒れかけている。
いや、自分のことを考えたほうがいいんだろうな。
熱い 刺された背中が痛いとかそんな痛覚無視して熱い(最初は痛かったけどね)
熱すぎるだろ。マジ勘弁してって感じだよ……熱さ無くならないかなぁ? ついでに痛みも。
《御意。対痛覚耐性……つづいて対熱耐性》
刺されて死ぬってすっげー嫌な死に方だわ。
《御意。対刺突耐性……。続けて、対物理攻撃耐性……》
「先輩、血が、血が、ああぁぁぁ」
うるさいと思えば、西村じゃん。
血?そりゃ、出るよ。俺だって人間だ。刺されたら血くらい出るさ!
やばい、だんだん熱さも痛みも感じなくなってきた。
寒いのだ。寒くてどうしようもない。何てことだ・・・寒さで凍えるとか、俺も忙しいな。
《確認しました。対寒耐性・・・》
もう、何言ってるのか全然わからん。てか、血液ドクドク出てねぇか? 人って血液が
足りないと死ぬんだっけか
《御意。血液が不要な身体 これらの選択該当……1件》
そのとき、俺は最重要事項を思い出した。
ああああ!PCのデータが!
「西村ぁ! ! ! 万が一、万が一だが、俺が死んだら・・・俺のPCを頼む。
風呂に沈めて、電気流して、データを完全に消去してやってくれ。絶対、中身はみるなよ。
お前と最後に見てから、更新してっからよ……」
《御意。電流によるデータの消去・・・情報不足により実行不能。失敗しました。
代行措置として、電流耐性獲得・・・成功しました。付属して、麻痺耐性獲得・・・成功しました》
西村は、すぐ意味を理解し、
「ははっ、先輩らしいですね・・・」
そう言って、苦笑を浮かべた。男の泣き顔なんてみたくないしな。苦笑いでも、泣き顔よかマシだ。
「なぁ、最後に誰にも聞けなかったことがあった。お前等、俺の名前のこと、どう思ってた? 」
「大半は心の中でわらっていたでしょうね。」
なぜそこは即答だー! まあいいや。
「おれの両親に何でこんな名前付けたか聞いておいてくれ」
はぁ。にしても、俺の人生何だったんだ………、って死ぬときは走馬灯が駆け抜けるって言うがなんもでねーよ。真っ暗だよ。そんなに薄い人生だったか? 結構厚い人生だったと思うけど……
悪い意味でな。てか、やりたいことがまだいっぱいあるんだがな。
田中 可屶は死んだ。だが、生きたいという意志が強かった。
そのためココとは異なる世界、異世界のある生物に偶然一致された。
本来ありえぬ確率で、田中 可屶は転生された。
変なところがあれば活動報告へ
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。