STAP細胞:ネイチャーが論文撤回へ 研究成果白紙に
毎日新聞 2014年06月30日 11時04分
理化学研究所の(小保方(おぼかた)晴子・研究ユニットリーダーらが作製に成功したと発表した新しい万能細胞。論文には、生後間もないマウスのリンパ球を弱酸性の溶液に約30分浸すことで作製できると書かれた。簡単な方法で作れること、ES細胞(胚性幹細胞)やiPS細胞(人工多能性幹細胞)ではできない胎盤組織にもなるとされたことから、注目を集めた。だが、発表直後からインターネットなどで疑義が相次ぎ、ES細胞の混入を疑う声も上がっている。STAPは「刺激惹起(じゃっき)性多能性獲得(Stimulus−Triggered Acquisition of Pluripotency」の略。