出版社が、著者にそう打ち明けることはないでしょう。
しかし実際には、必死につくり上げた本が
ほとんど書店に並ばず、ほとんど人目に触れず、ほとんど売れずに
倉庫に返品されているケースが珍しくありません。
なぜか?
それは「売れないから」です。
キャンペーンを実施し、「Amazon1位!」を取ったとしても、
実際には500冊くらいしか売れていない本がたくさんあります。
ぼくは、これまで36冊、累計105万部を出版してきました。
1冊あたり平均で約3万部です。
「1万部が売れればヒット!」といわれる出版業界で、
平均3万部です。
これらはすべて、同じ視点、考え方で企画を立てています。
そしてまったく同じ販促を行っています。
(出版社の広告ではなく、著者自らが仕掛ける販促です)
「出版はギャンブル的な要素が強い」といわれますが、
その世界においては、ぼくはかなり論理的に組み立てています。
多くの著者、編集者が“センス”で本をつくっている一方で、
ぼくはかなりロジックを入れて企画をつくっています。
ぼくの本はすべてその論理をもとに書いています。
論理を持ち込むと、再現性があるのです。
だから一発屋で終わらず、何度もヒットを出せるのです。
そしてこの論理は、ぼく以外も使えます。
感性はマネできないけど、論理はマネできる。
この「出版アカデミー」を終えたあと、
みなさんは「売れる企画」をつくるための知識とノウハウを身につけています。
また、実際に本を売るために必要な考え方と実践的な方法を理解しています。
視点を変えるだけで、「売れる企画」を作れるとしたら、いかがでしょうか?
ぼくが16年の著者人生、10年間の出版社経営経験から見つけた
「本当に売れる本のつくり方」を学べるとしたら?
本を執筆する労力は一緒です。
だとしたら、売れる企画に仕上げ、売れる本を出版したいと思いませんか?
ぼくは、自分自身で出版社を経営しており、
書店でのPOSデータを参照することができます。
つまり、どの本がどれくらい売れているかを調べることができるのです。
そのPOSデータを見ると、
1000冊も売れていない本がたくさんあることがわかります。
「Amazon1位!」とうたっていても、
実際には500冊くらいしか売れていない本がたくさんあります。
何も考えずに出版しても、売れないのです。
せっかく出版企画が採用され、何カ月も苦労して書いても、
まったく認知されずに終わるのです。
これからの著者に必要なのは、売れる本を書くことです。
そして、売れる本とはどういう本なのか?
どう考えて、どのようにつくれば売れるのか?
それを学ぶことです。
この「出版アカデミー」を通して、
ぼくは自分が持っているノウハウ、戦略、戦術のすべてをお伝えするつもりです。
「本当に売れる本の書き方」を、すべてお伝えするつもりです。
本気で「売れる本」を書きたい!と考えていらっしゃる方、
ぜひいらしてください。お待ちしております。
あなたが、出版アカデミーに参加することで…
編集者が“すぐにでも会いたい!”と思うような人物になり、
自分の“キラーコンテンツ”を本に書けば
出版はすぐに実現し、かつベストセラーになります。
稲盛和夫さんが書いた、人生哲学『生き方』
DeNAの南場智子さんが書いた経営論『不格好経営』
スティーブ・ジョブズの自伝『スティーブ・ジョブズ』
ただし、既に圧倒的な実績を出し、
突き抜けている人が本を出版できるのは、ある意味「当たり前」です。
難しいのは、「実績はあるけど、そこまで世間的な知名度がない人」が、
編集者に認められることです。
この講座は、そんな人のためのものです。
この講座が終わった時、みなさんはこれらのスキルを身につけています。
・自分のノウハウから“キラーコンテンツ”を引き出す方法
・自分の知識知恵を面白そうに見せる技術
・編集者に“すぐにでも会いたい!”と思わせるプロフィールライティング
自分が世の中に出したいノウハウを出せるようになっています。
編集者が「おもしろい!」と思う企画をつれるようになっています。
「出版社が出したい本」ではなく、
「みなさんが出したい本」を出せるようになっています。
編集者がOKを出すには、
どうすれば自分のコンテンツが本になるか? 本にしてもらえるか?
そのノウハウをご提供します。
アカデミーの集大成として、
3回のプログラム終了後、編集者を招いてのパーティを企画しています。
アカデミーで作り上げた企画書を編集者に受け取ってもらう場です。
これまでアプローチできなかった多くの編集者に企画を提案できる場です。
みなさんは、このアカデミーを通じて、
「一生懸命企画を提案する側」から
「『ぜひうちから出してください!』と言われる著者」に変わります。
ぜひ今から、編集者の反応を楽しみにしていてください。
経済ジャーナリスト
木暮太一
こんにちは、
ダイヤモンド社 書籍編集局
第二編集部 副編集長の寺田です。
私の編集方針をひと言で表すと、
「光のあたらないところに光をあてる」
ということに尽きるかもしれません。
私自身、この10年で17の処女作を担当してきました。
そして、著者や営業部、書店さんの献身的な努力の結果、
すべてが重版になりました。
私はとっても不器用な人間ですが、
「処女作への想い」だけは業界一と自負しています。
私自身、これまで、野村克也氏、久保田カヨ子氏、
神田昌典氏、勝間和代氏、山田真哉氏のベストセラー著者から、
ノーベル化学賞候補者の理工書、900ページ超のマーケティング翻訳書まで、
編集15年で110作の書籍を担当。自前企画の生涯重版率は8割超。
10万部超の書籍も数多く出してきました。
「出版アカデミー」は、
「ベストセラー作家×現役編集者=骨太ベストセラー著者」
を養成する講座です。
志高い塾生と講師が一体となって、
すばらしい場をつくれるよう全力を尽くしたいと思います。
本アカデミーの最大の特徴は、
書店POSデータを常にチェックできる出版社社長兼
ベストセラー著者の木暮氏と、
ダイヤモンド社の現役編集者(副編集長)である私が、
著者目線と編集者目線の異なる方向から、
「本当に売れる本」を書くための技術と精神を
お話しさせていただくことです。
私にない強みが木暮さんにはあり、
木暮さんにない現場の編集の知恵が掛け合わさることで、
非常に面白いことが起こるかもしれません。
業界平均重版率は3割台と、出版は決して甘くはありません。
とくに、処女作著者が売れる本を出すのは至難の時代です。
ただ、私は、
と思っています。
まだ誰にも開拓されていない、
ダイヤの原石の宝庫だからです。
そこに良質な問いによる化学反応が起こることで、
ひらめく瞬間があります。
生涯泣いても笑っても「一生に一度だけの処女作」を
どう売れる作品にしていくのか。
また、何回か出版してみたが、
今度こそ絶対ベストセラー著者になりたい、
という方へ、具体的な「技術と精神」を紹介できればと思います。
私の3大モットーは、
すぐれた問いによって、アウトプットが大きく変わります。
本気の方だけに、ぜひともおこしいただきたい。
人間力あふれるチャーミングな方々と、
ライブ会場でお会いできることを楽しみにしています。
ダイヤモンド社
書籍編集局
第二編集部 副編集長
寺田庸二
私(前田出)の著者デビュー作
『一気に業界No.1になる!「新・家元制度」顧客獲得の仕組み』は、
今回の講師、ダイヤモンド社の寺田庸二さんが担当編集者でした。
「これ、どういう意味ですか?」
「へー、凄いですね。どうしてそんなことができたのですか?」
「この根拠は何ですか?」
「えっ、これって論理的ではありませんよね」
途中で、面倒くさくて、何度メールを無視したことか。
でも、しつこいほどの質問が、
「新・家元制度」の全体像を浮かび上がらせてくれました。
頭の中にあったぼんやりとしたものが、形になる瞬間があります。
私は、本を書いてみて、初めて論理的に、ストーリーとして
「新・家元制度」を語り始めることができました。
寺田さんは、
「どんな人にも、ダイヤの原石がある。
すぐれた問いによって、アウトプットは大きく変わる。
どんな人にも、可能性がある」と言います。
寺田さんが徹底的にこだわるのは、プロフィールづくり。
「企画書はほとんど見ません。
私が見るのはプロフィールです」
と言い切るくらいです。
いかがですか?
想像できますか?
あなたのプロフィールをプロの編集者の質問で引き出す瞬間を。
あなたのダイヤの原石を見つけ出してください。
いやになるほど、鋭い質問を浴びせてくれるでしょう。
もう一人の講師の木暮太一さんは、
これまで36冊、累計105万部を出版してきました。
平均で約3万部。
これら36冊はすべて、同じ視点、同じ考え方で企画を立てています。
そしてまったく同じ販促を行っています。
木暮さんは、
「私はプロフィール力が弱い。だから、売れる法則をつくり出した。
なぜ売れるのか?
それは無名な著者でも売れるように、本を書いているからです。
私は、著者名を変え、ペンネームで本を出しても売れる自信があります。
売れる本の書き方を知っており、
ネームバリューに頼っていないからです」
と言います。
寺田さんと木暮さん。
一見、正反対のことを言っているようですが、
目指すところは同じです。
木暮さんがつくり上げた再現性のある「売れる本」の法則。
寺田さんが引き出す本人も気がついていない著者の魅力。
いかに、「売れる本」をつくるか?
ベストセラー作家とベストセラー編集者が本気で、
「売れる本」をつくり出す仕組みを教えます。
「出版アカデミー」への参加をお待ちしています。
協会ビジネス実践会代表
前田出
【1日目】
●売れる本を書くためには?
《ポイント1》似ていても、売れる本・売れない本がある
同じようなテーマで書かれた本でも、売れ部数は大きく違う
「売れるテーマ」はあるが、そのテーマで書けば売れるわけではない
「売れづらいテーマ」もあるが、その中で売る戦略もある
《ポイント2》同じ著者が同じジャンルの本を書いても、売れる本・売れない本がある。
ベストセラーを書いた著者が、同じテーマでもう1冊書いても売れるとは限らない
「2冊目」を書く時に考えなければいけないこと
一番怖いのは、自分のコンテンツを「消費されつくされること」
《ポイント3》出版に際しての心構え
「自分がそのテーマを書きたいから書く」NG
「自分が書けるから書く」もNG
売れる本を書くための心構えとは?
《ポイント4》売れる本の「AB理論」 AとB、二つの要素がば売れる、なければ売れない!
売れる本の土台は、結局このAB要素でつくられる
売れるジャンルで書いても売れないのは要素Aが抜けているから
同じ著者が書いても売れないのは、要素Bが抜けているから
●出版業界の構造説・概要説明、売れるための本を書く心構え
《ポイント1》編集方針の3大モットー
技術と精神がドライブがかった本を!
孫の世代まで読み継がれる本を!
光の当たらないところに光を当てる本を!
《ポイント2》業界一の処女作への想い
処女作だからこその強みを120%発揮して、ベストセラーにするには?
10年処女作無敗の頭の中
ビジネス書だけでなく、教育&育児書をやってわかった、売れる著者と売れにくい著者の違い
私がつきあいたい著者、つきあいたくない著者
ライフステージをもろにぶつける
《ポイント3》寺田式二塁手的発想法
軟式、硬式、準硬式野球歴14年⇒他の編集者にない「二塁手的発想法」とは?
20代~80代までの著者を口説き、編集段階で売れる原稿にするには?
ノーベル化学賞候補者著『光触媒のしくみ』と『図解でわかるシーケンス制御』で学んだこと・目次づくりは、野球の打順を組む感じ。捕手と編集者は似ている?
編集的一番イチロー説とは?
《ポイント4》コピーライティングを磨く
処女作著者が活かすべき、『ザ・コピーライティング』
「広告の父」デビッド・オグルヴィが『ザ・コピ』で学んだ7つの原則
不安⇒欲⇒セックスアピール⇒義務感、自尊心、プロ意識
編集者に「脳の空白をつくる」企画書の書き方、プロフィールの磨き方
コミュニケーションこそ、コピーライティングの一部である
《ポイント5》営業部・書店さんとの連携
社内の営業や書店員さんを巻き込み、ベストセラーにするには?
書店講演会が編集者、著者を大きくする
編集者がやるべき仕事、絶対やってはいけない仕事
売れる著者&編集者の共通点、売れない著者&編集者の共通点
「人間交差点」の仕事で、精神的に打たれ強く生きるには?
「小事が大事を生む」――リアル&アマゾンマーケティング法
●ベネフィットは“不”から考える
《ポイント1》出版企画はベネフィットありき
・多くの企画がベネフィットではなく、特徴を打ち出している
・読者に役に立つポイントがベネフィット、「オレ(ワタシ)はすごいですよ」と伝えているのが特徴
・ベネフィットを考えようとすると、特徴が生まれてしまう
《ポイント2》ベネフィットを生み出す発想法
●プロフィール作成講座
■編集者が見ているのはプロフィール~プロフィールの絶対原則
【2日目】
●企画書の絞り込み
《ポイント1》自分が語れる知恵・コンテンツの中でどれを選ぶべきか?
1-1.企画書の書き方
■企画書とは?~企画書の絶対原則
2-1.筋がいい企画、悪い企画
■企画書最初の5行
■類書との違い、なぜ売れると言えるのか?
●プロフィールを補強する考え方 ~ 圧倒的知名度がなくても本を売る戦略
《ポイント1》売れる本には「プロフィール力」が必要だが……
3-1.目次作成
■目次の書き方
【3日目】
●重要個所のおさらい
「本を書く時の誤解ポイント」「出版企画に欠かせないAB要素」「特徴ではなくベネフィットを打ち出す」「ベネフィットを引き出す考え方」「編集者から声がかかるプロフィールのつくり方」「企画の絞り方」「読者の“不"をどう解決するか」「プロフィールを補強する考え方」……
●講師2名による、企画書公開添削
●タイトルの考え方
◆寺田式タイトルの3原則・寺田式サブタイトルの3基準・寺田式オビコピーの3原則
●木暮式タイトルの考え方
《ポイント1》ありがちな間違いパターン
・「奇抜なタイトルにすればいい」は間違い
・「疑問形にすればいい」は間違い
《ポイント2》絶対にやってはいけない間違いパターン
《ポイント3》いいタイトルに備わっている2要素とは
プロモーションについて 営業部とのかかわり方
《ポイント1》書店あっての著者
《ポイント2》営業部あってこその編集&著者