2014年6月30日06時58分
岐阜県美濃加茂市の浄水設備設置をめぐる贈収賄事件で、市長の藤井浩人容疑者(29)=事前収賄容疑などで逮捕=に現金30万円を渡したとして贈賄容疑で逮捕された業者が、現金の授受を認める供述をしていることが、業者の弁護士への取材でわかった。
業者は、地下水供給設備会社「水源」社長の中林正善容疑者(44)で、29日に接見した中村信雄弁護士が明らかにした。
中村弁護士によると、中林社長は昨年4月、2度にわたる飲食の場で、藤井市長に10万円と20万円をそれぞれ渡したことを認めているという。2人の知人で名古屋市議(57)の秘書をしている男性がいずれも同席していたが、中林社長は「男性が席を外した時に渡した」と供述。藤井市長はこれまでの調べに対し、賄賂を受け取ったことを否認しているが、授受の場面を詳細に再現する説明をしているという。
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朝日新聞社会部
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