亀田興毅がジム移籍決断「試合するため」
ボクシングの元世界3階級制覇王者・亀田興毅(27=亀田)がジム移籍を決断したことが29日、分かった。近日中に日本ボクシングコミッション(JBC)に移籍届を提出し、目標の4階級制覇に向け、WBA世界スーパーフライ級王者・河野公平(33=ワタナベ)戦の実現を目指していく。JBCから前会長らのライセンスが剥奪され、国内での試合ができない状況が続いていたが、事態好転へ向け決意した。
興毅が移籍を決めた。29日、今後について「選手として試合をすることが最優先。そのためには移籍が最善の策だし、その方向で今動いている。自分は試合(河野戦)が実現することを信じて、トレーニングをするだけ」と思いを明かした。移籍先は、1度は新会長として擁立した大竹重幸氏が、協栄ジム退職後にトレーナーライセンスを取得したシャイアン山本ジム(東京・杉並区)が最有力とみられる。
早期にリングへ復帰するのための決断だった。16日の東日本ボクシング協会の理事会で、大竹氏を新会長として再出発する申請が「人を代えただけ」と却下された。海外で試合を続けていく道など、さまざまな可能性を模索してきたが、大竹氏らの説得もあり、強いこだわりをみせてきた「亀田ジム」との別れを決断。協会理事が「最もスムーズ」と声をそろえた移籍の意思を固めた。
今後は近日中に提出される移籍申請を、JBCがどう判断するかが焦点となる。通例なら移籍するジム間の合意があれば、手続きはスムーズに行われるが、JBC内には「過去の問題も考えて、慎重に審議する必要がある」との声もある。
移籍が認められれば、河野戦の交渉は一気に進む可能性が高い。ワタナベジムとの話し合いは現在も継続しており、早ければ8月末にも試合が実現することになりそうだ。一連の問題が始まってから約7カ月。興毅の決断で「亀田騒動」が大きな局面を迎える。
[2014年6月30日9時37分 紙面から]
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