ニュース詳細
イラク軍 ロシアから購入の戦闘機投入へ6月29日 20時10分
K10055983111_1406292057_1406292107.mp4
イスラム過激派組織と政府軍の戦闘が続くなか、イラク政府がロシアから新たに購入した戦闘機がイラクに到着し、イラク軍は数日以内にも作戦に投入して攻勢を強める構えをみせています。
イラクでは、過激派組織が町の大半を制圧している北部のティクリットで28日、政府軍が過激派の拠点などを包囲する形で一斉に攻撃を仕掛けたのに対し、過激派は地元のスンニ派の部族などの協力を得て抵抗するなど、各地で激しい戦闘が続いています。
こうしたなかイラク国防省は、ロシアから新たに購入した25機の戦闘機のうち5機が、28日に首都バグダッドの基地に到着したことを明らかにしました。
イラク空軍の司令官は、購入した戦闘機を数日以内にも作戦に投入する考えを示し、過激派組織による実効支配が続いているイラク第2の都市モスルなどの奪還に向けて攻勢を強める構えをみせています。
イラクでは29日から、およそ1か月にわたるイスラム教の重要な宗教行事、断食月「ラマダン」が始まり、多くのイスラム教徒が日中の一切の飲食を断つなかで、宗派間の和解を呼びかける声も上がっていますが、これまでのところ宗派間の和解や戦闘収束に向けた動きは進んでいません。
[関連ニュース]
[関連ニュース] 自動検索 |
・ イラク 過激派「イスラム国家」樹立宣言 (6月30日 9時28分) ・ イラク 避難民がラマダンの断食 (6月30日 7時17分) ・ イラク 戦闘が長期化の見通し (6月30日 5時20分) ・ イラク 戦闘終結の見通し立たず (6月29日 4時16分) ・ イラク政府軍 過激派組織制圧地域の奪還作戦強化 (6月28日 10時29分) |
[関連リンク] |
|