事故現場でグリーンベルト整備06月30日 07時23分
5月23日、埼玉県上尾市で道路を歩いていた小学生の列に軽乗用車が突っ込み7人がけがをした事故を受けて、埼玉県はドライバーに注意を促すために道路の路側帯を緑色に塗る「グリーンベルト」の整備を、これまでに事故が起きた場所を優先して進めることにしました。
先月23日、上尾市で校外学習のため学校の近くの県道を歩いていた小学生の列に自動車が突っ込み、引率の保護者を含む7人がけがをしました。
埼玉県は、ドライバーに注意を促すために歩道のない道路の路側帯を緑色に塗る「グリーンベルト」を、今後3年間で98キロの通学路で整備する計画ですが、今回の事故を受けてこれまでに事故が起きた場所を優先して整備していくことを決めました。
来年度に整備する計画だった上尾市の現場は、予定を繰り上げ今年度中におよそ200メートルを緑色に塗るということです。
埼玉県は子どもたちが通る通学路では歩道の整備が基本だとしながらも、用地の取得に多額の費用や時間がかかることから、緊急的な対策として「グリーンベルト」の整備を進めていて、当初の計画をできるだけ早めたいとしています。