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昨年度国債発行 法人税増で2兆円圧縮6月30日 4時25分
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昨年度・平成25年度の国の決算で、企業の業績改善によって、法人税収が増えたことなどを受けて、政府は、借金に当たる国債の発行額を見込みより2兆円程度減らしたことが分かりました。
関係者によりますと、昨年度の国の決算は、歳入のうち税収が企業の業績改善による法人税収の増加や、去年の年末の証券優遇税制の終了前に株の売却益が膨らみ、投資家からの所得税収が増えたことなどから、見込みより1兆6000億円程度膨らみました。
一方、歳出は低金利で国債の利払い費を5000億円程度少なくできたほか、予備費も2700億円程度余ったことなどから、合わせて1兆6000億円余りを使わずに済みました。
これらを財源に、政府は昨年度の国債の発行額を見込みより2兆円程度減らし、43兆4000億円余りに圧縮しました。
この結果、昨年度の国の決算では1兆4000億円程度が剰余金となり、その半分以上は原則として過去に発行した国債の償還に充てることになります。
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