関根和弘
2014年6月30日00時18分
一部の若者に人気があるロリータ服のファンたちに、歴史的な町並みを背景に写真撮影してもらい、飲食しながら交流を深めてもらうイベント「小樽kawaiiティーパーティー」が29日、北海道小樽市で開かれた。小樽市などでつくる主催団体は、世界中でファンが増えているロリータを起爆剤に小樽のまちおこしにつなげたい考えだ。
ロリータファッションは、近代西洋の女性が着ていたようなフリルやレースがついた服に似ており、日本発の流行とされる。世界で人気を集める日本発のポップカルチャーの一つとして注目されている。
イベントは今年2回目。明治期に建設された石造りの倉庫などレトロなイメージがある町並みが、メルヘンな世界観に合うと考えた小樽市やロリータ愛好家たちをターゲットにした事業を手がける会社「北ロリ」(札幌市)が始めた。
約90人の参加者たちはこの日、倉庫群が並ぶ小樽運河沿いなどを散策。その後、近くのレストランに集まり、ケーキなどを食べながらロリータファッションショーを楽しんだ。参加した泊村の公務員鎌田敦子さん(29)は「町並みに私たちの衣装がすごくはまっていると思う。小樽=ロリータというのが浸透していけばいい」と話した。(関根和弘)
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