まだ開催日まで時間はあるが、自分は7/12のはてブオフ会には参加しないことを決めた。準備委員会のメンバーにも参加しているが、参加しないことを決めた以上、今後は積極的には関わらないつもりだ。
このエントリーでは、非公開の準備委員会スペースで何が起こってgdgdになって行ったかを主に個人的な記録としてまとめたいと思う。
また、現時点でも準備委員会メンバーの方にはオフ会としての体裁は保とうと頑張られている方もおられる。自分は正直交通費や宿代を払ってまで参加する意義を見出せないのだが、そういう方々を尊重したい。
このエントリーを最後まで読んで頂ければわかるが、自分の視点で感じた問題を整理することが目的であり、準備会メンバーを批判することが目的ではない事を理解していただきたい。
●はてなユーザー会グループの時代
この問題を語るには、はてなユーザー会グループ時代の頃にも少し触れておきたい。
当初からオフ会の計画は流動的だった。当時のグループ内スレッドを見てもらうとわかるのだが、グループ内日記を1エントリーしか書いていないなど、斎藤さんには積極的にグループに関わろうとする意欲が見られなかった。当時から自分は早いうちに予定を確定させて欲しいと斎藤さんに頼んでいたのだが、6/11、おいらと個人的に会う直前になってようやく7/12という日程が提示された。その日程も何度も日付を間違えるなど、色々と不吉な兆候が見て取れる。
結果的に、このはてなユーザー会グループは破棄されてオフ会開催を目的とした非公開スペースに移行することになる。
齋藤さんはこう仰っていた。「はてなグループだと通知がないので見落とす」と。今考えてみると思うのだが、仕切ってる立場がそれでは参加メンバーは困る。
●斉藤さんとお会いする
6/12、別件でおいらが東京に行く予定があったので、斉藤さんと浅草でお会いした。 彼からリクエストがあり、駒形どぜうで食事をした。
こういう機会でもなければ、どじょう鍋は食べなかっただろうからまだいいのだが、初めて会う人を食事に誘う場所ではないと思う。ちょっと割高ではあったけど、美味しかったのでまだそれはいい。
雑談をしつつ、彼にオフ会の事をやんわりと聞いた。はてブと言っても括りが大きすぎるのだが、どういう目的で人を集めるのかと。齋藤さんは、ブログで発言されていた以上の回答を持ち合わせていなかった。
その後、神谷バーに行って軽く飲んだ。 電気ブランは自分には甘すぎて、正直好きにはなれなかった。 神谷バーは正直バーというより定食屋で、バー好きにはあまりオススメできない。
その当時から齋藤さんはあまり酒には強くなさそうだった。まさか不眠症で40錠も薬を飲んでいるとは思いもしなかった。その事を知っていたら酒は止めさせていた。肝臓への負担が大きすぎるからだ。
●準備委員会スペースでは、当初頑張った
おいらが大阪に戻ってきた頃、はてなスペースで非公開の準備委員会スペースが立ち上がっていた。いつの間にか、ユーザー会はオフ会を開催すること自体が目的になってしまっていた。
斉藤さんとお会いした関係もあり、当初はスペースで積極的に発言した。自分自身が大規模オフ会であまり満足できないタイプなので、どうせ開催するのであればみんなが満足できるオフ会にしたい、というのが自分の願いだった。
だが、そこで心に引っかかる発言を斎藤さんがされていた。どういう経緯でお会いすることになったのかは不明だが、一部のメンバーと突発的に会食しているとスペースに投稿されたのだ。
主催者がこういう事を始めてしまうと、何のために非公開でスペースを運用しているのかわからなくなってしまう。斉藤さんと会ったメンバーとそうでないメンバーとの間で情報の共有内容に差が出てしまうからだ。この頃から、斉藤さんの主催者としての資質に疑問を感じるようになり始めた。
●あれ、このままじゃ自分が全部やらないといけないんじゃ?
多分、斉藤さんのあの投稿で自分は我に返ってしまったのだと思う。冷静になってスペースを見返してみると、随分色々なスレッドに手を突っ込んでいる状態だった。
この時点でも、自分はオフ会に参加するかどうか決めかねていた。恐らく、自分自身が参加する目的を見出したいがために、準備に積極的に関わっていたのだろう。このままでは、参加どころか当日の主要運営メンバーにガッツリ足を踏み入れてしまう。参加者として楽しむ以前の話になってしまうだろう。
このままではまずいと思った自分は、スペースでの発言を控えるようになった。
●致命的に使いにくいはてなスペース
齋藤さんは当初から敷居を下げることを非常に重要視していた。
参加申し込みのシステムに、ドタキャンしやすい設計のため自分的には非常に評価の低いATNDをはてな認証が使えるからという理由で採用したり、はてな系サービスを使うことに執着した。
そういう経緯で採用されたのがはてなスペースだった。
ぱっと見、Facebookグループに近いUIを持っているサービスだったが、このはてなスペースが致命的に使いにくかった。
これははてなスペースにも書いたのだが、ざっとこれらの問題点が浮上した。
- 公式のヘルプに細かい操作方法が掲載されてない
- 投稿後にコメントを修正できない(削除できる事はわかったけど、UIが統一されていない)
- 全文検索機能がない
- ファイル共有機能がない
- 非公開スペースにも投稿の既読管理機能がない。見られているかどうかがわからない
- トピックス一覧から新着コメントを見つけにくい
- トピックス内スレッドに新着コメントがあっても2chで言うageされない
- スレッドを一番目立つ場所に固定する機能がない
- スレッドに書き込んでいる途中に新着コメントが書き込まれても、コメントを書く側にその事が通知されない
- Permalinkでもコメントが最新の2件しか表示されず、スレッドの全体を把握しづらい
使っていて思ったが、はてなスペースの場合、企画の出発点が広告媒体を作りたいという所から始まっており、そのための場所としてついでにFacebookグループ的な機能が実装されている。そのため、はてなスペースのトップ画面ではバナーで公式スペースが広告される仕組みになっている。そのため、グループウェア的な使われ方は当初から想定されていないのだろう。
●暴走するコウモリさん
自分がしばらくスペースから遠ざかっていて、数日ぶりに様子を見るとトピックスの数が随分増えてしまっていた。どれもコウモリさんが立てたトピックスだった。
この時点で全容を把握出来ている人は、主催の斎藤さん含めて準備委員会の中でもほとんどいなくなったのではないかと思う。トピックスを乱立させたコウモリさん本人でさえ全ては把握しきれてなかったからだ。
ちなみにコウモリさんが乱立させたトピックスは大半が削除されたため、今となってはスペース内にも痕跡は残っていない。
自分はこのエントリで話した過去の経緯があり、積極的に発言したくなかったため流れに任せていたのだが、そうしているうちに会場として手配したPIOの申請期限や告知開始のスケジュールが押してきてしまい、一番重要である会費や費用の試算が曖昧なままATNDでの告知を開始する羽目になってしまった。
●本来避難所だったはてなハイクのお題に色々と持ちだされる
流石にここまで状況が酷くなると、嘆きたくもなってしまう。ついったーでは本当にひとりごとになってしまうし、どこで嘆こうかと場所を探した所、はてなハイクのお題が避難所として使いやすかったのでこの場所を選んだ。
最初は避難所的に今後の方向性を話し合っていたのだが、やはりここでもコウモリさんがやってきた頃からおかしくなり始めた。公開の場所だから、という事でみんな詳細を書いていなかったことをコウモリさんはなんの躊躇もなく披露し始めた。
さすがに限界に達した自分は斎藤さんにコウモリさんの件について直接進言したのだが、彼から積極的な回答を聞くことは出来なかった。
そのため、自分はオフ会参加のメリットが見いだせないと結論づけ、このエントリーを書くに至った。
ハイクでは参加の動機について「楽しそうだから」でいいのでは、と言われたのだが、自分的には大阪から交通費・宿泊費・時間を使って東京まで出向くにはアフターケア含めてコストに見合わない。それなら大阪で出会いの場を求めるほうがまだいいし、そんな事はmixiやついったー黎明期の時代に経験済みだ。
●斉藤さんの主催者としての資質
少なくとも、斎藤さんやコウモリさんには、こういう顔を合わせたこともない大人数が集まる中で準備委員会を運営するにあたり、自分がどういう立ち位置を取ればいいのかがわかっていなかった。2人とも自分自身の意向ばかりが先行してしまい、周囲はそれに振り回されてばかりだった。
ユーザー会の頃から斎藤さんはヲチ歓迎と何度も繰り返していたが、非公開のスペースに移行してからは流石にそれを辞めてほしかった。ああいう非公開の場所は実際に行動する人が少数で集まる場所であり、見ているだけの人がいても戦力にならない。行動している人に対しても正直失礼だ。
齋藤さんは今となっては古いタイプの左翼だが、当時の左翼活動がどうして分裂を繰り返して内ゲバに発展していったのかがよくわかった気がする。掲げている旗が大きすぎて、足元が見えていないのだ。
残念だが、齋藤さんには大きなチームを運営するだけのリーダーシップは持ち合わせてはいない、と結論付けざるを得ない。
●自分が反省するべき点
主にはてなハイクの扱いについてだった。避難所としてこっそり話をしておけばよかったものを、下手にスペースに書き込んで告知をしてしまったがためにこういう事態を招いてしまった。正直な所、コウモリさんがここまで問題行動を起こすとは想定してなかった。これに関しては率直に反省したいと思う。
●今回の準備で得られたもの
ただ、完全に骨折り損だったのかというと、そうでもない。はてなからは捨てられSPAMの巣窟となってしまっているが、今となっては積極的に使う気になれないついったーとは違う文化を持つはてなハイクと出会うことが出来た。今回の一件がなければ、今後もハイクと接する機会はなかっただろう。
はてなハイクについてはいい意味で全体を把握しやすいので(全体フィードはSPAMだらけだが…)、今後も細く長く接していきたいと思う。
具体的に言及するのは避けるが、ネット著名人の素顔に触れることも出来た。公開の場所では過激に振舞っていても、実は普通の人なんだということを。ある意味安心できた。
●もし、1から仕切りなおすとすれば
もし、今回のはてブオフ会を1から準備し直すことができるのであれば、
- 斎藤さんには広告塔に徹してもらい、オフ会の実務は準備会メンバーに任せる
- はてな系サービスにこだわらず、Google+やFacebookグループなど、タスク管理や打ち合わせなどが使いやすい場所を使う
- 募集を始める前にコンセプトを明確に決める。単にワイワイして終わりでは満足度にムラが出やすくなる
- 議論を拡散させるのはスケジュールが確定していない段階ですることで、確定後は決めることを再優先にする
- 早い段階で誰が何をするのかを決める。準備会メンバーである以上は何かの役割を持つ事を基本にする
- 準備会メンバーも一人の楽しみたい参加者なのだから、特定のメンバーに負担がかかり過ぎないようにみんなで配慮する
これらの事項が重要じゃないかと思う。次回以降の参考にして欲しいし、これらの提言が受け入れられるのであれば、準備を手伝うことに関してはやぶさかではない。次回は人を集めることを再優先にするのではなくて、温泉ハッカソン的な目的を持ったイベントにした方が楽しいのではと思うけど。
●あとは任せた!
以上が自分的にまとめた経緯と総括です。
再度書きますが、このエントリーの公開は準備委員会メンバーに冷水をかける事が目的ではなくて、自分の視点から見て何が問題だったのかをまとめる事が目的です。そのため、最後に今後に向けた提言を書いています。
自分はもう参加しないと決めたため、今回のオフ会に関して積極的に手伝うことはありませんが、遠い目で見守っておきたいと思います。準備会メンバーのみなさん、頑張ってください。そしておいらの分も楽しんできてください。