タイトル通りの話ではありますが、7/4から、『BEATLESS』でオープンリソース・プロジェクトが始まることになりました!

 先日の6/26のイベント、『BEATLESS × 2.5D “LIVE for the Outsourcers”』で発表しました、『BEATLESS』オープンリソース・プロジェクトについて、
LIVE放送を見逃したかた向けの報告と、トーク中なのでうまく伝わりきらなかったこととの補足エントリです。

 概要を一言で言いますと、 長谷敏司の著作『BEATLESS』の設定や世界観をオープンにして、誰でも使ってもらえるようにするプロジェクトです。
 もちろん『BEATLESS』は、角川書店や版権会社さんと契約があるコンテンツで、小説本体やキャラクターにも権利があります。これをフリーにするということではなく、契約がある中で、うまく共存できるかたちでオープンにしようという試みです。

 現在でも、あるコンテンツをマルチメディア展開するときは、それぞれのジャンルに他の著作者さんがいることが普通です。
 ならば、マルチメディアの根(ルート)にあたる著者のほうも、多人数いて問題ない。むしろ、現著者以外の著作者さんから一次創作が当たり前に作られる状況になったら面白いと思ったからです。アウトソースの物語でもあった『BEATLESS』が、物語自体をアウトソースする入り口を原著者から開いてゆくのは自然な展開であるように思えたこともあります。

 オープンにはなる範囲は、設定と世界観です。
 正式スタートのとき、ポリシーを改めてプロジェクトサイトに掲載しますが、ストーリーそのものやキャラクターおよびデザイン、イラスト、漫画は、一次創作での使用についてはオープン範囲ではありません。
 ですが、オープン範囲内の情報については、オープンリソースのポリシーに沿っていただければ商業利用でもOKです。ジャンル、メディア、版元について、制約は現在一切ありません。
 ポリシーに沿っていただければ、オープンリソースを無料で利用できるよう考えています。

 そして、作品としての『BEATLESS』は、今回のオープンリソースでお開きではなく、現在ファミ通コミッククリアで連載中の『天動のシンギュラリティ』など、まだまだ続いて行きます。
 『BEATLESS』の長谷が書く続編が、皆さんがこれから作られるオープンリソース発の作品と同時並行して展開することもあるわけです。

 それは、新しい風景であり、オープンリソースによって『BEATLESS』を面白いと思ってもらったかたが楽しめる場になったら、やり甲斐のあるチャレンジになると思えるのです。
  連載当初から考えていたのですが、今回これを実現させてただけることになりました。角川書店と版権会社さまには本当に感謝しております。

 詳しいことは、7/4にプロジェクトを本格スタートする際、トップページに「ポリシー」、そしてそれを補足する「FAQ」ページをアップロードしますので、よろしくご確認ください。
 特に商用利用するかたは定期的にお願いします。

 『BEATLESS』世界観・設定のオープンリソース・プロジェクト、”アナログハック・オープンリソース”にご期待ください!