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国際
【朝鮮半島ウオッチ】前代未聞の中韓VS.日朝 朴槿恵氏は中国に、金正恩氏は日本に秋波
一方、両首脳にとって穏やかでないのが日朝の急接近。韓国は早々と6月中旬に北朝鮮と水面下接触を始めたとの情報もある。中国は金正恩氏の核実験強行に厳しく対応し、昨年末の親中派、張成沢氏粛正でさらに関係が悪化した。
北朝鮮は金正恩氏の訪中を何度か打診したとされるが、習体制がこれを受け入れていない。理由は「金正恩体制は核保有の正当性を中国に求めた」(北朝鮮情報筋)ことや、核実験強行で6カ国協議の議長国である中国のメンツを潰してきたためとみられている。
しかし中国の場合、北京は対北強硬策でも、中朝関係が経済開発に直結する東北部は対北影響力を伸長させるなどの行動を取る。中朝関係は単純ではないため全体像は把握しにくいが、習氏の訪韓が北朝鮮を刺激するのは間違いない。
金正恩体制にとって中国は、生存に死活的な意味を持つ隣国。金正日時代の隠し資産が中国の金融機関に凍結中という事情もあるが、一方で「北朝鮮の存立の担保でもある核戦略の譲歩はあり得ない」(北朝鮮専門家)というジレンマを抱えている。
安倍訪朝は「早ければ9月…」
日朝合意発表後、北朝鮮の宋日昊・日朝担当大使は先月末、帰路の北京空港で記者団にこう語っている。
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