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国際
【朝鮮半島ウオッチ】前代未聞の中韓VS.日朝 朴槿恵氏は中国に、金正恩氏は日本に秋波
中国の習近平国家主席は7月3、4日の両日、国賓として訪韓し朴槿恵大統領と2度目の首脳会談を行う。中国の国家指導者が就任後に北朝鮮より韓国を先に訪問するのは初めて。両国は今回も“反日共闘”をアピールしそうだ。その中韓が神経をとがらせているのが日朝の急接近だ。いよいよ日本人の再調査が始まる日朝協議は、今秋にも安倍晋三首相の訪朝と日朝首脳会談が取り沙汰されている。東アジア情勢は、中韓VS.日朝という前代未聞の構図で動き出した。(久保田るり子)
一段と進む中韓の蜜月-両首脳は対北、対日牽制を大いに意識?
中韓首脳会談のテーマは、北朝鮮の核問題や中韓FTA(自由貿易協定)などの協力拡大などになりそうだが、中韓はともに日朝の急接近に警戒感を強めている。日本の動きが4回目の核実験が懸念される北朝鮮包囲網の制裁破りと映るとともに、「日本に出し抜かれた」という不快感があるようだ。
安倍政権は日韓、日中首脳会談のメドが立たないなか、中韓首脳の対話はマルチの場を含めると5回目になる。安重根記念館建立でも「歴史認識問題の対日共闘」した両首脳は、今回も河野談話の検証・慰安婦問題に絡んで日本の歴史認識批判が予測されている。
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