死刑:国連決議案、日本は反対票
毎日新聞 2014年06月28日 20時48分
【ローマ福島良典】国連人権理事会(47カ国で構成)は26日、スイス・ジュネーブで開いた会合で、死刑制度のある国に死刑囚の権利保護を求める決議案を賛成29、反対10、棄権8で採択した。欧米や中南米、アフリカ諸国の過半数が賛成票を投じ、日本、中国、インド、パキスタン、サウジアラビアなどが反対。米露、韓国などは棄権した。
決議は、18歳未満による少年犯罪に対して死刑を適用しないよう促し、いわゆる「死刑廃止条約」に参加していない非締約・未批准国に加盟を呼びかけた。