中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > ゴルフ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【ゴルフ】

江里菜2打差2位浮上 6年ぶりVいける

2014年6月28日 紙面から

14番のティーショット後、ボールの行方を追う原江里菜=千葉・カメリアヒルズCCで(武藤健一撮影)

写真

◇アース・モンダミンカップ<第2日>

 ▽27日、千葉県袖ケ浦市・カメリアヒルズCC(6516ヤード、パー72)▽曇り、気温25・7度、風速4・7メートル▽賞金総額1億4000万円、優勝2520万円▽118選手▽観衆1866人

 今季ここまで賞金ランク6位の原江里菜(26)=NEC=が6バーディー、2ボギーの68とスコアを伸ばし、通算7アンダーの2位に浮上した。9アンダー首位のアン・ソンジュ(韓国)とは2打差。残り2日間に6年ぶりVとなる通算2勝目を懸ける。原と並ぶ7アンダーに藤田幸希(28)とテレサ・ルー(台湾)、6アンダー5位に北田瑠衣(32)、木戸愛(24)=ゼンリン、全美貞(韓国)ら8人が続く混戦。横峯さくら(28)=エプソン=は2アンダー43位、森田理香子(24)=リコー=は1アンダー54位。

 最後の1ピースが埋まっていない。前週までの今季出場14試合で、原の成績はほぼ申し分のないものだ。予選落ちなし。30位以下は1試合のみ。ベスト10は5回、その中に5位、4位、3位、2位が一度ずつ。あとは「優勝」を残すだけだ。

 18番グリーン脇に展示されている今大会V副賞車、ポルシェ・マカンを「見ると欲が出るので、見ないようにしています」と言いつつ、「今回のモデルは、ポルシェの中でも特にカッコいいですよね〜」と顔をほころばせた。もちろんポルシェ以上に欲しいのが、2008年8月のNEC軽井沢72以来のツアー2勝目だ。初V翌年からのスランプは2年以上続き、シード落ちも味わった。「次の優勝は苦しい時お世話になった人たちへの感謝のV。その次、自分のための2勝目も欲しい」と常々話している。

 この日は2、5番でいずれもグリーンカラーからの5メートルがカップイン。12番で4メートル、14番では10メートルのパットを沈めると、17、18番ではショットをピンそば2メートルにつけ連続バーディー。「ホント長いパットが入ってくれました」と話した。

 サッカー日本代表の遠藤保仁(G大阪)と親交がある。昨年1月に食事した際、「オレは今は体動かしてないよ。チームの練習開始が自分の始動の時」と聞いたことが耳によみがえった。「最近心身が疲れていたみたい。バーディー取ってもボギー打っても感情が出なくなってた。それに気づいてオフの時間をつくった」。試合でスイッチをオンにするため「今週は練習ラウンドも月曜のハーフだけ」。その効果が出ているようだ。

 7月5日に日本を離れメジャー・全英リコー女子オープンに参戦する。2勝目を手土産に、世界の大舞台に乗り込みたい。 (月橋文美)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ