甘利経済再生相、NISAの非課税枠を200万円に拡大する方向で検討
フジテレビ系(FNN) 6月28日(土)17時2分配信
甘利経済再生担当相は、NISA(少額投資非課税制度)の非課税枠を、100万円から200万円に拡大する方向で検討していることを明らかにした。甘利経済再生担当相は、「(NISAは)650万口座できている。1兆円の資金が、新しく市場に投入された」、「もうちょっと、拡大してもいいんじゃないか。100万円を、例えば、200万円に」などと述べた。
甘利経済再生担当相は、福岡・久留米市で講演し、NISAの非課税枠を、現在の年間100万円から200万円に拡大する方向で、菅官房長官と調整していることを明らかにした。
2014年1月に始まったNISAは、3月末までに、およそ650万口座が開設され、およそ1兆円の資金が投入されている。
一方、政府税制調査会が、法人税改革の報告書に、研究開発向けを含めた租税特別措置の見直しを盛り込んだことについて、甘利経済再生担当相は、記者団に対して、「研究開発減税は、日本のイノベーション政策にとって、極めて大事な柱だ」などと述べ、法人税率引き下げの財源とすることに、否定的な見解を示した。
最終更新:6月29日(日)2時2分