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【大リーグ】

松坂、サインに首振って3ラン 制球乱れ5失点2敗目

2014年6月28日 紙面から

◇パイレーツ5−2メッツ

 サインに首を振ってやられた…。メッツの松坂大輔投手(33)は26日、敵地でのパイレーツ戦に先発。6イニングを5安打5失点、5四死球で今季2敗目(3勝)を喫した。5回には捕手ダーノーのサインに首を振って投げた球を3ランとされ、球団公式サイトによると「捕手に謝らないと」と肩を落とした。

 まさに痛恨弾だった。1点をリードされて迎えた5回1死二、三塁のピンチで、フルカウントから1番ポランコへの8球目。捕手はチェンジアップを要求したが、松坂が選んだのはスライダーだった。だが、高めに浮いた勝負球はメジャー1年目の左打者にはじき返されて右翼席へ。「曲がりの大きな球の方が空振りを取れると思った」。手痛い一発に、右腕はうなだれた。

 登板前から不安だった。共同電などによると、「ブルペンから全く安定しなかったので、苦しくなるかなとは思っていた」。予感通り、制球が安定せずに1回から5回まで毎回先頭打者の出塁を許す苦しい展開。3回には四球と犠打、暴投が絡んで先制点を許し、4回には挟殺プレーの間に2点目を奪われるなど、まるでリズムに乗れなかった。

 20日の前回登板では今季初黒星を喫したものの、6回途中まで1失点。投球内容そのものは「悪くなかった」と手応えを感じていたが、この日は「大事なところで粘れなかった」。救援で始まったシーズン。先発の座をゆるぎないものにするだけの投球ができず、怪物は唇をかんだ。

 

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