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【プロ野球】

楽天3連勝 開幕カード以来

2014年6月28日 紙面から

◇楽天7−2日本ハム

 楽天が開幕3連戦以来となる3連勝。1−2の2回に聖沢の適時打と押し出し四球で逆転。5回はボウカーの適時打と犠飛で2点を加えた。辛島は緩急を生かし、6イニング2失点で5勝目。日本ハムは守備が乱れ、勝率が5割を割った。

      ◇

 ようやくイヌワシ軍団が乗ってきた。上位、下位と切れ目のない攻撃で着々と加点し、約3カ月前の開幕カード以来となる3連勝。佐藤監督代行は担当記者の肩を抱き寄せて「ありがとう! ありがとう!」と大はしゃぎだ。

 攻撃陣が本来の形を取り戻した。4番から助っ人トリオが並び、7番には5月20日以来の遊撃守備に入った松井稼。さらに嶋、聖沢と続く下位打線。どこからでも好機を作り、どこでも返す。泥くさく、粘り強く、得点を重ねた。

 5回の攻撃が象徴的だった。1死後にジョーンズが死球で出塁すると、ラッツとボウカーがすかさず連打。松井稼の犠飛までよどみなく流れ、点差を広げた。ボウカーは「交流戦明けのこの試合が大事だということは、みんな分かっていた」と胸を張った。

 田代打撃コーチの声も弾む。「各自が役割を果たしてくれた。粘るようになって(相手に)球数を放らせた。これがウチの姿だね」。試行錯誤を重ねてきたオーダーがついに固まり、昨季王者が逆襲態勢に入った。 (井上学)

 

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