情報を行動に移す、SunriseとEvernoteリマインダーの連携
iPhone・iPadで愛用中のカレンダーアプリ「Sunrise」がバージョンアップし、個人的にかなりキラーと思われる機能が入りました。
それは、Evernoteのリマインダー連携と、TripIt連携です。
以前、Evernoteに様々な機能を集約することで、iPhone・iPadから5つのアプリを消した、という話を書きましたが、EvernoteでToDo管理を行っている筆者にとって、今回のアップデートで、これまでの不便さが音を立てて崩れるような感覚でした。
ぜひ、Appleは、iOSやMacでEvernoteログイン機能に対応し、メモやリマインダーを標準アプリで連携できるようにして下さい。
「メモがスケジュールをしゃべりだす」
Sunriseは、これまで、自分の「予定」を簡単に入力し、縦1列のタイムライン上に表示するというインターフェイスがウリでした。iPad版のリリースに合わせて、週間カレンダー表示も実装し、iPhone版でも対応するようになりました。
これに加えて、今回Evernoteのリマインダー機能をカレンダーに取り込むことができ、日時の変更にも対応するようになったのです。例えば、使い方としてはこうです。
原稿を書く際に、外出先で、iPhoneのEvernoteを使ってメモやあらすじを作っているとします。そのメモを使って原稿を書く時間を、翌日の朝確保しようとして、メモにリマインダーをセットし、日時を翌日の朝9時にします。
するとSunriseには、自動的に翌朝9時に予定を入れてくれるのです。もちろんSunrise内でタイトルは見えますし、より詳しく見たい場合はEvernoteアプリに直接飛ばしてくれます。まさにこれは、メモが予定化して、自分のスケジュールになる感覚です。
情報を行動へ移す、ワークフロー
もう1つ、便利そうな、しかし僕自身がまだ試していない使い方を紹介しましょう。
普段ニュースをFeedlyで呼んでいて、気になる記事はアプリからPocketへと書き出しています。そして、Pocketに新たに追加された記事は、Evernoteの「News」というノートブックにも自動的に追加される仕組みです。
このNewsのノートブックを見渡して、何かアイディアが湧いたり、気になった記事がクリップされているノートを、リマインダー化し、15〜20分ほどの予定にします。つまり、その記事を元にしてブログを書く時間を確保しよう、というものです。
とにかくEvernoteのノートを予定に昇格する、というアイディアでフローを組むと、情報 → 行動という非常に重要なミッシングリンクを埋めることができるでしょう。