矢鳴秀樹
2014年6月28日16時02分
九州最大級のテーブルサンゴが群生する宮崎県串間市で、サンゴの天敵、オニヒトデを駆除して堆肥(たいひ)化する取り組みが進められている。鋭いトゲがあり、刺されると命にかかわることもある海の厄介者だが、堆肥としての効果は大きい。関係者は「サンゴ保護活動の弾みにできれば」と意気込んでいる。
3月中旬、地元のダイバーたちが日本有数のソフトコーラル群生地とされる宮崎県日南市の大島や、串間市の築島周辺の海に潜った。「日南海岸サンゴ群集保全協議会」のメンバーたちだ。2日間かけてオニヒトデ約80匹、計約80キロを駆除した。
協議会は昨夏発足。月1~2回のペースで駆除を続けている。メンバーで、宮崎市のダイビングショップ経営、福田道喜さんは「放っておいたらサンゴが絶滅する恐れがある」と話す。
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