欧米のジャーナリストは、組織の発表よりもソーシャルメディアのほうが信頼できると見ているようだ。これは、ジャーナリストやPR専門家の活動にソーシャルメディアがどのような影響を及ぼしているかを、オランダのIDGが今年3月〜4月に調査した結果である。この調査に165人のジャーナリストが参加した。国別内訳は、オランダ人が66人で、米国人が42人、英国人が37人、その他はすべてヨーロッパのジャーナリストである。
回答したジャーナリストの40%は、ソーシャルメディア上の投稿を信頼できる情報源として利用することがあるという。PRの専門家は53%が信頼できる情報源として活用している。
ジャーナリストの50%は、組織の発表よりもソーシャルメディアにおけるコンシューマーの意見のほうが信頼できる答えている。組織の発表が信頼できると答えたジャーナリストはわずか19%であった。国や企業などは、組織にとって都合の良いことを中心に発表しがちなので、鵜吞みにできないということであろう。ソーシャルメディアで流れている意見に真実が見つかるということか。
ソーシャルメディア時代ではニュースはほぼリアルタイムに発信され、伝播されていく。そのためジャーナリストもニュースの真偽を十分にチェックしないままに発信しなければならなくなってきている。ジャーナリストの45%は急ぐニュースの大半(60%〜100%)を真偽を確かめずにとりあえず発信し、あとでチェックをしていると答えている。真偽を確かめてから発信しているジャーナリストはわずか20%である。つまりファクトチェッキングよりもクラウドチェッキングに頼るようになっているのか。
◇参考