国際バレエコンクール 日本人女性が金と銀6月28日 5時36分
アメリカで開催されている若手バレエダンサーの登竜門の1つ、「ジャクソン国際バレエコンクール」のシニア女性の部門で、加瀬栞さんと宮崎たま子さんが、それぞれ金賞と銀賞に選ばれました。
「ジャクソン国際バレエコンクール」は4年に1度、南部ミシシッピ州のジャクソンで開催され、ロシアのモスクワとブルガリアのヴァルナで開かれるコンクールと合わせて3大国際コンクールとも言われ、若手バレエダンサーの登竜門の1つとされています。
10回目となることしのコンクールは、今月14日から始まり、世界中からおよそ100人のダンサーが参加し、3回にわたって審査が行われました。
そして、最終審査の結果が27日発表され、19歳から26歳までのシニア女性の部門で、東京都出身の加瀬栞さん(22)が金賞に選ばれました。
日本人のダンサーが金賞に選ばれるのは、前々回、2006年のコンクール以来のことです。
また、東京都出身の宮崎たま子さん(25)が銀賞に選ばれました。
このコンクールでは、4年前の前回、日本人のダンサーが、シニア男性とジュニア女性の部門でそれぞれ銀賞、シニア男性とシニア女性の部門でそれぞれ銅賞に選ばれています。
日本人の若手ダンサーは、近年、さまざまなコンクールで入賞していて、今後の活躍が注目されています。
「金」受賞の加瀬栞さん
アメリカのジャクソン国際バレエコンクールのシニア女性部門で金賞を受賞した加瀬栞さんは東京都出身の22歳。
3歳からバレエを始め、千葉県松戸市にあるバレエスクールに通いました。
2006年にはアメリカ・ニューヨークで開かれた国際コンクール「ユース・アメリカ・グランプリ」で3位に入賞しました。
イギリスの名門「ロイヤルバレエ学校」を経て2009年には「イングリッシュ・ナショナル・バレエ団」に入団し、現在はソリストとして活躍しています。
「銀」受賞の宮崎たま子さん
また銀賞を受賞した宮崎たま子さんは東京都出身の25歳。
5歳でバレエを始め、東京都や千葉県に教室があるバレエスクールに通っていました。
アメリカのコロンビア「クラシカルバレエ団」などを経て、現在は「ワシントンバレエ団」に所属しています。
[関連ニュース] 自動検索 |
[関連リンク] |
|