自分への反省の意味も込めて書きます。
私は隠し事をするのが苦手。匿名文化は尊重するけど、自分が匿名になるのも苦手。
この性格を何とか変えたいと思うんだけど、どうすれば良いんだろう?
パソコン通信の頃からそうだった。「春蘭」っていうハンドルネームを使っていたけど、本名も住所も公開していたし、本名で呼ばれることが多かった。恋愛関係の掲示板にも自分の初恋体験を詳細に書いていた(どれくらいの量を書いたかは正確には憶えていないけれど、A4の紙で印刷したら30ページ分くらいあったような)。政治経済関係の掲示板にも、本名で誰の政策を支持するか書いて投稿していた。
インターネットを使い始めた頃、1997年〜1998年頃に最初に作ったWebサイトは「齊藤貴義の学問ホームページ」っていうタイトルだった。モロに本名を出していた。学問について語り合って、自由大学っていうオンライン大学を開校してその教授をやった。
その頃にYahoo掲示板の社会学カテゴリにも出入りしていたけど、「Je_Pense」(フランス語で「我思う」)っていうYahoo IDは取得していたけど、本名で名乗っていたな。そこで「ゆっくりと社会を科学」っていうトピックで社会科学について議論していた。
2ちゃんねるも徐々に発展し始めた頃だったけど、私のことがたまに言及されることがあった(2ちゃんねる創設期の頃からエゴサーチをやってた)。その時に「本人です。こんにちは」って本人降臨をやったりしてた。それでちょっとした祭りになったり、「齊藤ウザい」って叩かれたりしてた。
大学時代のサークルは雄弁会だった。雄弁会出身で有名な人には森総理(当時)とかがいる。早稲田の雄弁会だけど。小渕恵三や村山富市も雄弁会出身。自分はある意味、森さんと似ている所があるのかもしれないな。場を楽しませようと何かうっかり発言をして、大騒動になったりする。
(大学中退後、東京に移り住んだ時の自分の部屋の様子)
大学を中退した後は、ますますネットに没頭して独学でひたすらプログラミング言語を勉強したけど、ますますネットで自分を語ることが多くなった。普段誰とも喋らないから、ネットで繋がっている「向こう側」が私の話し相手なのだ。だから何でも話した。
匿名文化も尊重するし、匿名のメリットもわかる。でも、自分には匿名ってうまくいく自信がない。別人格を用意するっていうのがまず難度が高いし、自分が特定されないように秘密を作るっていうのが難しすぎる。絶対に足が出る。
だから実名性の方が自分にはしっくり来るんだけど、ブコメで「実名で妻をDisって大丈夫?」的な心配やお叱りを沢山受けた。これは反省していて、増田で書けば良かったんだろうけど、実は自分は1回も増田を使ったことがなくて使い方が分からない。使い方は1回書けば分かるだろうけど、自分を隠してどんな話題を書くべきなのかわからない。
私本人としてはそんなに深く考えずに書きたいことをブログに書いている感じなんだけど(Web業界黒歴史シリーズも含めて)、それで誤解が生まれたり傷つける人がいるならば、匿名と実名を使い分けるように変えていかなきゃいけないだろうな。
これはどういう練習が必要なんだろう。id:topisyu さんを参考にまずは小町で書いてみるべきなのだろうか。私の文章が「煽っている」「釣っている」っていう印象を受けるっていう感想もよく受けるんだけど、自分としてはそういう意識は全然無いんだよね。Webであちこちで議論したり発信したりしているうちに自然とこういう文体になった。
実名で色々暴露することで性格がねじ曲がっているのかな。自分の性格をもう一度見直した方が良いんだろうか。