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北米で日本酒の人気広がる
6月28日 5時01分

北米で日本酒の人気広がる
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去年、ユネスコの無形文化遺産に登録された「和食」の人気が世界で高まるなか、アメリカやカナダでは「日本酒」を和食以外のレストランで提供したり、地元の企業が日本酒造りを始めたりするなど従来の枠を超えた人気の広がりを見せています。

日本酒は和食の人気の高まりとともに日本のお酒として海外での需要が高まり、アメリカではここ10年で日本からの輸入量が2倍に増えています。
こうしたなか、アメリカでは日本酒を和食以外の料理とともに飲むという楽しみ方が広まってきています。
西部カリフォルニア州のサンフランシスコにある高級レストランではワインセラーに35種類の日本酒が常備され、ソムリエが料理に合うお酒として日本酒を勧めています。
ソムリエのマーク・ブライトさんは「日本酒はワインでは味わえないようなうまみと奥深さが楽しめる。どんな料理にもぴったり合うのが魅力だ」と話しています。
一方、日本から進出した酒造メーカー以外にみずから酒造りを始める地元の企業も登場しています。
このうち3年前に設立したカナダ東部のトロントにある酒蔵は、ほとんどの道具を日本から取り寄せたほか、日本の老舗の蔵元から杜氏を招いて地元の職人に技術を学ばせるなどして本格的な酒造りをしています。
今では地元ではなかなか飲むことができなかった生酒の生産なども行い、人気も高まっています。
ことし秋からはアメリカ・ニューヨークでも日本酒の販売に乗り出す計画で、酒蔵の創業者のケン・ヴァルバーさんは「日本酒の消費はこれからもどんどん伸びると見込んでいる。日本人が飲んでもおいしいと言ってもらえるものを造っていきたい」と意気込みを話しています。

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