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【大リーグ】

黒田、1カ月ぶりに白星で5勝目 相性悪い敵地球場で6イニング3失点のQS

2014年6月27日 紙面から

◇ヤンキース5−3ブルージェイズ

 【トロント穐村賢】“鬼門”でほぼ1カ月ぶりの白星−。ヤンキースの黒田博樹投手(39)は25日、敵地でのブルージェイズ戦で6イニング1/3を8安打3失点、4三振2四球に抑え、今季5勝目(5敗)を挙げた。過去5戦で1勝3敗、防御率5・65と相性が悪いブ軍本拠地で先月28日のカージナルス戦以来となる白星を挙げ、「勝ちが付くのとつかないのでは全然違う」と話す言葉に実感がこもった。

 1回先頭レイエスに初球先制弾を浴び、出ばなをくじかれた。だが、百戦錬磨のベテランは動じず、切り替えも早い。両打ちを含め左打者8人が並ぶブ軍打線への対応に苦慮し、その後も毎回のように走者を背負う苦しい展開ながら、要所で低めへの制球がさえ、「(レイエスへの1球は)もったいなかったけど、あとをしのげたのは良かった」。終わってみれば堂々のクオリティー・スタート(QS=6イニング以上を自責3以下)だった。

 「乱打戦になるような雰囲気だったが、何とか1点でも少なくという気持ちだった。(勝ったことで)次に向けていい準備ができる」。そう話す顔に充実感が漂った。

 なお防御率は4点台前半。メジャー通算8年で防御率3・46を誇る男の成績としては物足りないが、6月に限れば5登板で4QSと本来の安定感を取り戻しつつある。勝敗も五分に戻し、「(今後も)自分のできることを続けていくしかない」と黒田。完全復活の日は近い。

 

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